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これは「真剣な恋をしたい」男子と、「恋や結婚は面倒」な女子の物語。恋の哲学が違えば、ラブラブが落ち着いたころ、なにかがずれてくる。エキセントリックでキュートな女の子、サマーに振りまわされながら、トムは最高とも最悪とも言える500日間を過ごす。自分では楽しいと思ってたあのデート、相手も楽しかった? 相手の反応に期待し過ぎて、がっかりした経験は? 好きだから相手に合わせたのに、振られたことは? トムのように、恋がうまくいかない理由を考え中のあなたは、この映画で笑顔を取り戻せるはず。そして、サマーのように相手より自分の気分を優先しがちなあなたは、この映画で傷つきやすい男心が理解できるかも・・・。
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冒頭「これはラブストーリーではない」と言うモノローグが入る。確かに恋をテーマにしているけれど、ただのロマンティックコメディでなく、だからこそ新鮮な映画として楽しめる今作。脚本を書いたスコット・ノイスタッターとマイケル・H・ウェバーの若い2人組は、トムがサマーとの間に起きたことを振り返ったとき、「どう思い出すのか」というところに興味を持った。なので、映画は1日目から始まって500日目で終わるわけではなく、場面が行ったり来たりする。そして同じ記憶を思い出すときも、トムの心境が変わるにつれ違って見えてくる。これぞアバタもエクボ? それともアバタはアバタ? 恋は盲目。夢中なときは見えていないことがある!
トムは恋に喜び、踊り、落ち込み、イラつく・・・はた目にはイタいけど、恋にまっすぐな男子。演じるのはジョセフ・ゴードン=レヴィット(28)。子役でデビューし、そのキャリアは長い。一方のサマーは「恋人は欲しくない」と言いながら、トムに積極アピール。彼が封印していた建築家の夢への意欲も奮い立たたせてあげる。頭がよく、コンサバで、彼女力が高いのかと思いきや、レンタルDVDショップのアダルトコーナーにもズカズカ入るし、Hな言葉を大声で叫んじゃうような女子。演じるのは大きな目がチャーミングなズーイー・デシャネル(29)。そんなジョセフとズーイーは2度目の共演。息もぴったりでやりやすかったという話。
この作品に魅力について「脚本家も監督も男性で、この物語を男目線で描いているのを少しも弁解してないところ」と話す。脚本家の1人、マイケル・H・ウェバーはまさに失恋のリハビリ中にこの作品に取り組み、監督のマーク・ウェブも「僕が1人目のサマーに出会ったのは17歳の時。世の中にはサマーと結ばれる人もいるけど、僕はこの映画を作ることが、手に入れられなかったサマーとのハッピーエンディングだったのかも」と話す。全米ではたった27館の上映から拡大上映され公開4週目でトップ10入りの成績を残した今作。女性にも支持されてるのは、多くの女子もトムみたいな男子との恋をきっと経験してるからかも・・・。
トムは建築家の夢を諦め、グリーティングカードの会社でコピーライターをしている。ある日、トムは会社に秘書として入ってきたキュートな女の子、サマーにひと目惚れする。運命の恋を信じるトムに対し、「誰の所有物にもなりたくないし、恋人とか、結婚は面倒」というサマー。それでも急接近する2人だが、「真剣につきあう気はないけど、いいの?」と念を押すサマーに、トムは「いいよ。気楽な関係で」と言ってしまう・・・。
© 2009Twentieth Century Fox
取材・文/安田佑子
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