華やかでファッショナブルな映画が再び! 『シカゴ』を大ヒットさせたロブ・マーシャル監督の新作は、トニー賞5部門を受賞したミュージカルを映画化した『NINE(ナイン)』。イタリア人の天才映画監督グイドは愛を選びきれないダメ男。そんな男を愛したのは小悪魔でセクシーな愛人、彼の作品のヒロインを演じる大女優、彼を支える美しい妻、キュートな「ヴォーグ」編集者・・・演じるのはペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、M・コティヤール、K・ハドソン!! こんなゴージャズな面々だもの、1人だけを選べなくて当然かも。オープニングを見ただけでワクワクする、めくるめく『NINE』の世界へようこそ!
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映画『NINE』の主人公でもある、世界的に有名な映画監督のグイド。仕事のクリエイティブは天才的でも、女性関係にはまったくもってだらしない。美女たちに愛されながらも、誰か1人に絞ることができない・・・。そんなダメ男を愛してしまった経験、「オズモール」の読者にもあるはず。グイドを愛してしまった美女たちとともに、どんなダメ男にハマってしまったのか!?
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1963年のF・フェリーニ監督の伊映画「8 1/2」がベースになっている「NINE」。撮影前にスランプに陥ったフェリーニが、なら行き詰まっている監督を主人公にしようとひらめいた。世界中を魅了したその作品を、ブロードウェイミュージカルにする際、「フェリーニの物語に音楽とダンスを加えるのだから」とタイトルを「NINE(ナイン)」に。1982年の初演でトニー賞5部門を受賞、その後A・バンデラス主演でリバイバル上演され、トニー賞を2部門受賞した。映画では、靴職人の顔も持つ、英国人俳優ダニエル・デイ=ルイス(52)が見事にイタリア的伊達男を演じている。靴職人としてフィレンツェに住んでいた経験からイタリア語が流暢なのだとか。
デキる男は女なしには生きられない。ときにグイドはS・ローレン演じる亡きママや、J・デンチ演じる姉のような衣装係にも心のよりどころを求める。彼は女たちの「理想の部分」だけを愛するから1人に絞れない。妻のルイザは元女優。夫の女好きな部分も理解してきたが、ふとすべてが犠牲だったと思ってしまう。演じるのは『エディット・ピアフ〜愛の賛歌』のマリオン・コティヤール(34)。ルイザが最も清楚で可憐なファッションなのはやはり妻に着てほしい男子の理想? そして、グイドがある意味「美のシンボル」に感じているヒロイン女優のクラウディア役にはニコール・キッドマン(42)。ブロンドの髪に透き通る肌、なにより細いウエストに感服!
グイドを快楽の世界で楽しませるのが愛人のカルラ。『それでも恋するバルセロナ』に続き、トラブルメーカーのセクシー美女を演じるならペネロペ・クルス(35)の右に出るものはいない。カルラ役でアカデミー賞助演女優賞にもノミネートされた。冒頭、下着姿で大胆に踊り歌うペネロペには、同性でもくらくらしちゃいそう。それでもグイドは“来る者拒まず”で、自分の大ファンであるアメリカの「ヴォーグ」編集者ステファニーの誘いにも乗ってしまう。イタリア的なものすべてを気に入っている彼女がスパンコール輝くミニスカートで歌う「シネマ・イタリアーノ」は陽気に作品を盛り上げる。演じるのはゴールディー・ホーンの娘、ケイト・ハドソン(30)。
世界は、男と女と愛でできている。
愛を選びきれない1人の男、そんな男を愛さずにはいられない女たち
彼が見つける、9つめの愛とは?
世界的に有名な映画監督であるグイド・コンティーニは完全なスランプに陥っていた。彼の9作目の撮影開始が10日後に迫っているというのに、脚本が1行も書けていない。それでも製作発表記者会見に出ることになったグイドは、タイトルだけ「ITALIA」に決まったことを告げ会場を脱出、海辺のホテルに逃げ込む。妻で女優のルイザに電話をして慰めてもらうが、ふと思いつき、彼が海辺の街に呼び出したのは愛人のカルラだった・・・。
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取材・文/安田佑子
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