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迷って見つける恋するトキメキ




幼い子供を捨て、恋人のもとに走った母(石田えり)、バスジャックの事件の被害にあった少女(宮アあおい)、風来坊な男をすべて包み込む優しさを持つ高級クラブのホステス(板谷由夏)・・・。すべてを包みながら美しく生きる、3人の“ゆるぎない女”を描いた映画「サッド ヴァケイション」は、青山真治監督が「Helpless」から11年、「ユリイカ」から7年の時を経てたどり着いた“北九州サーガ”の集大成。映画に出てくる、登場人物たちの視点を追っていくことで、きっと誰もが、彼女たちの気持ちとリンクできるに違いない。青山監督もまた、これまでにない明快かつ爽快感あふれる青山ワールドを広げている。
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宮アあおい(女優)

『ユリイカ』に続いて梢を演じたのが、宮アあおいさん。21歳の彼女が、かつてバスジャック事件の被害に遭った10代の梢を、どんな気持ちで演じたのだろうか。また梢にあって、自分にはないものとは何だろうか。

「私は、台本を読んで、その役が自分とどう違うとか同じ性格かなとかあんまり分析をするようなことはしなくて。映画が完成をしたのを見たり、またはこうしてインタビューに答えるときに梢の性格を振り返って“自分と違うことと同じこと”を感じるんですね。梢ちゃんは、(相手が)傷ついていることが解っていながらも、言葉を発しないで相手を受け入れられる強さを持っていますけど、私はまだそこまでの強さはなくて、それはいちばん欲しいものです」

この映画は、すべてを包み込みながら美しく生きる3人の“ゆるぎない女たち”が描かれている。「女性は、誰でも強さを持っていると思うんです」と語る宮アさんに“ゆるぎない女”のひとりである梢の強さについて教えてもらった。

「女の人はいつかお母さんになる。子供って、すごくワガママだったり、物を壊したり汚したりするけれど、お母さんはそういうことを“ハイハイ”って全部受け入れてあげるじゃないですか。梢ちゃんは人のつらい部分を色々と見てきているから、10代っていう若さなのに、お母さんのように相手を受け止める強さを持っているんだと思うんです。時には声をかけるのではなく、ただ頭をなでてあげるだけでも、相手が救われるのがわかっている」

オズモールの読者と同じアラウンド30を迎えるときには「自分のやりたいことがちゃんと見えていて、それに向かっている人。努力をして、夢を実現しようと思っている人になっていたい」と、なりたい女性像をしっかりと捉えている宮アさん。今は、その目標の半分くらい達成したところ?

「うーん。でも止まっていたくないので、1ミリでも1センチでも前に進んでいたい、昨日と変わっていたいと思う性格なので、どんどん上にいきたいと思いますね」

最後にこの映画を観た女性たちに、どんなふうに受けてとめてもらえればいいと思いますか?

「この映画には、10代の梢ちゃんのような子の強さや、板谷さんが演じる20代後半の冴子の子供ができてさらに芯が通った強さ、石田さんが演じる千代子の大いなる母の強さ。それぞれ女性の強さを描いているので、もしその強さを自分の中でまだ見極めがついていない人がいれば、発見して欲しいし、そうじゃない人は再確認ができるんじゃないかなと思うんです。女性は絶対に強いと思うので、それを改めて感じてほしいですね」

宮アあおい profile
1985年東京生まれ。4歳からモデルとしてスチール写真やCMに出演。青山監督作「ユリイカ」のヒロイン役で脚光を浴びる。05年に公開された「NANA」は大ヒット。今後も、様々な映画の公開が待機している。
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【ストーリー】
幼い頃に母に捨てられた健二は、代行の運転手をしていたときに客の女将が自分の母親だと知り、困惑する。健二は母親への復讐を誓いながらも、同じ屋根の下で暮らすことになり・・・。母親が居たのは、かつてバスジャックの事件の被害にあったわけありの梢、借金取りから追われている後藤をはじめ、脛に傷を持つ流れ者たちの住む間宮運送。かつて母だった女、そしてかつて息子だった男、つながりを求める者、断ち切る者、したたかな女たちの笑顔が、男たちを未来へと導く・・・。
原作・脚本・監督/青山真治
出演/浅野忠信、石田えり、宮アあおい、板谷由夏、中村嘉葎雄、オダギリ ジョー
配給/スタイルジャム
07年秋、シネマライズ他にて全国順次ロードショー!【2007/日本/2h16m】
応募受付は終了いたしました
■試写会開催日時:
8月21日(火)18:00開場、18:30開映
ヤクルトホール(新橋)

■応募締め切り:8月15日(水)


(C)間宮運送組合 2007
テキスト/山田正樹 撮影/佐野学

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