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『レオン』のリュック・ベッソンが自らメガホンをとり、新しいヒロインを誕生させた。彼女の名は“アデル”。舞台は1911年のパリ。美人ジャーナリストで、“超”が付くほどマイペースのアデルに不可能はない。死に瀕した妹を救える「復活の秘薬」を手に入れるためなら、エジプトでファラオの主治医のミイラを盗み、ミイラを生き返らせることができる教授を捕まえるためなら、男装して刑務所にも潜り込む。必要ならラクダにも乗るし、絶滅したジュラ紀の巨大な鳥にも!? 落ち込んでも絶対にあきらめず、思い立ったらすぐ冒険に繰り出していく・・・そんな大胆でエネルギッシュ。なのにキュート、女版インディー・ジョーンズのようなアデルから元気をもらって!
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『レオン』のナタリー・ポートマン、『フィフス・エレメント』のミラ・ジョボヴィッチなど、ヒロイン女優の発掘には定評があるリュック・ベッソン監督。今作でアデルを演じるルイーズ・ブルゴワン(28)は、地元フランスのテレビ番組で人気だった「コスプレお天気キャスター」出身。セクシードレス、マニッシュスタイル、ウエディングドレス、へんてこなメガネやホラーな扮装など、毎回ありとあらゆる衣装で天気を伝えて話題に。YouTubeで“Louise Bourgoin”を検索すると彼女の七変化が見られる。監督は、「次から次へと変装するアデルに彼女は打ってつけ」と、会ってひと目でルイーズをアデル役にキャスティングした。
「冒険映画では、女性が男性のお飾りになってしまうことも多いけど、リュックの作品では最初から最後までヒロインが物語をリードするの。こんな素敵な役はめったにないわ」と話すルイーズ。明るいキャラクターが魅力の彼女だが、アデルを演じるにあたって、クランクイン前に台詞はすべて覚え、撮影中も台本と撮影スケジュールのチェックに余念がない。彼女はそのストイックさから「会計士」と呼ばれていたのだとか。ひと足先に公開されたフランスでは公開第1週に50万人を超える大ヒットとなった今作。監督とルイーズの来日も実現するかも。
出演シーンは多くないが、今作では特殊メイクで登場する、フランスの実力派俳優マチュー・アマルリック(44)の大変身にも注目したい。マチューは「パパ、『アデル』だよ! 出演しなきゃだめだよ」と原作小説を読んでいた息子に言われ、初めは断ったオファーを一転、出演を決めた。『007/慰めの報酬』の悪役に続き、今作ではアデルをなぜか目の敵にしている悪役・デュールヴーを演じている。しわしわの顔に、悪い歯並び、ふさふさの眉毛にサングラスで、声音も変えているので一瞬誰だかわからない。「彼と共演するのが夢だった」というルイーズも、「ラテックスのマスクとメガネ姿なので、実感がわかず、妙な感じだったわ」と話している。
1911年。冒険ルポルタージュ「氷の怪物」の著書で、人気美人ジャーナリストのアデルは次の取材地であるペルーには行かず、エジプトに来ていた。彼女の目的は「ラムセス2世の主治医のミイラをパリに持ち帰ること」。死に瀕している妹・アガットを救うために、主治医の作る「復活の秘薬」が必要だったから。その頃、パリでは謎の怪鳥が現れるという事件が。博物館ではジュラ紀に絶滅した翼竜の卵の化石が割れていた・・・。
© 2010 EUROPACORP - APIPOULAI PROD - TF1 FILMS PRODUCTION
Photos : Magali BRAGARD
取材・文/安田佑子
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