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今の生き方に納得していないのに、変えることができないでいる。そんな葛藤を経験したことは? “タウン”に住むダグは生まれたときからそうだった。強盗が父から子へ受け継がれる、この街から抜け出したい。しかし親世代のしがらみ、腐れ縁の仲間を裏切れず、強盗グループのリーダーをしている。ある日、ダグは彼の人生を変える女性・クレアに出会う。彼女はダグたちが襲った銀行の人質で、解放後もトラウマを抱えていた。クレアはダグがあの犯人だとは知らず、2人は恋に落ちていく。『アルマゲドン』のベン・アフレックが監督・共同脚本・主演。迫力のアクションと、見応えあるドラマで心を震わせたい。
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物語の中で、女性の登場人物は2人。その2人ともが強烈な印象を残す。まずは、ダグが襲った銀行の支店長・クレア。襲撃の際は人質になり、その精神的ショックから立ち直る希望をくれたのが犯人グループのリーダー、ダグだった。演じるのは英国出身のレベッカ・ホール(28)。彼女が『それでも恋するバルセロナ』でS・ヨハンソンの親友、慎重派女子を演じたのは記憶に新しい。そして、もう1人は、ダグの元恋人で、仲間の妹クリスタ。幼い娘を育てるシングルマザーだが、ドラッグ依存から抜け出せず、ダグに愛される事だけを願う。演じるブレイク・ライブリー(23)は人気ドラマ『ゴシップ・ガール』のヒロイン・セリーナ役でおなじみ。
ダグの親友で、犯罪仲間のジェム役、ジェレミー・レナー(39)は、去年のアカデミー賞作品『ハート・ロッカー』の主演俳優。今作でも「ハート〜」に続き、直情型でプライドを捨てたら生きていけない短気な男を演じている。そして、その存在感を見せつけたのが大御所俳優コンビ。名作『ユージュアル・サスペクツ』の弁護士・コバヤシ役を演じたピート・ポスルスウェイト(65)が、今作では表の顔は花屋、裏の顔は犯罪の仕切り役・ファーギーを。オスカー受賞俳優のクリス・クーパー(59)は、終身刑で服役中のダグの父親を演じる。出演シーンこそ多くないが、本物の刑務官たちが「まるで10年くらい服役しているよう」と圧倒されたそう。
今作はチャック・ホーガンの小説「強盗こそ、われらが宿命(さだめ)」が原作。「これは、人の生き方が育った環境にどれだけ根付いているか、そして、親の負の遺産を背負った子供たちを描いているんだ」と話すのは、監督・共同脚本・主演をつとめたベン・アフレック(39)。ベンは、1999年、マット・デイモンと共同で書いた脚本「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」でアカデミー賞脚本賞を受賞した実力派。監督としては2本目の作品。強盗用の骸骨マスクをかぶってダグを演じたシーンで、マスクのまま監督としてまじめに指示を出すベンの姿があまりにおかしくて、クレア役のレベッカは「まじめな顔を保つのに必死だったわ」とのこと。
強盗犯罪が全米一多い街、ボストンの一角・チャールズタウンで生まれ育ったダグは、銀行強盗グループのリーダー。ダグのモットーは人は殺さないこと。侵入・逃走経路はもちろん、警備員の家族構成まで調べ、証拠を残さない完全犯罪をしてきた。しかし、この日は仲間のジェムが予定外の行動をとった。襲撃した銀行の女性支店長・クレアを人質に取ったのだ。無傷で解放するが、彼女も街の住民だと知り、ダグは彼女の口を封じようと近づく・・・。
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取材・文/安田佑子
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