300名様を映画『私だけのハッピー・エンディング』特別試写会にご招待！ 応募はこちら
30歳・シングル女子のマーリーはシリアスな恋愛は苦手。セックスは男友達とすればいいし、仕事にも友達にも恵まれ、毎日ハッピーに過ごしていた。そんなときに自分が末期がんに冒されていることを知る。「自分が死んだらママは？」「飼ってる犬はどうしよう」。死の恐怖におびえ、友達や両親の前でついイライラしてしまうマーリー。そして、あと半年の命だというのに、不器用男子・主治医のジュリアンと“本当の恋”に落ちる。私は死ぬ。この関係は続けていいの？ バイタリティにあふれ、仕事に手応えを感じ、両親の弱さが見えてきて、友情と愛のあたたかさを実感する年頃。そんなリアルな30歳をコメディエンヌのケイト・ハドソンが演じる感動ムービー。
マーリーは自立しているキャリアウーマン。ある日寝坊したマーリーは、愛犬スタンリーの散歩を隣に住むゲイ友達に頼み、自転車で出勤。会社に着いたら履いていたビーサンをヒールに替え、颯爽とプレゼン現場へ。今日のプレゼン相手はコンドーム会社。「男がアテにならない今、女もコンドームを買うの。でも御社のダサいパッケージじゃ絶対買わないわ！」とクライアントのおじ様たちを圧倒。見事契約にこぎつけ、夜は仲間たちと行きつけの店で乾杯。別れたあとはセフレ君に電話。「私は行かない。あなたが来て」と家に呼び楽しくセックス。そしてイケメンセフレ君に「真剣に付き合おう」と言われてもばっさり斬る！
好みの男性に積極的なマーリーは、健康診断の担当医・ジュリアンに会ったとたん、「私たち、一度寝た？」とジョークを飛ばして、彼をたじたじに。ジュリアンも楽しいマーリーに惹かれていくが、「患者とデートはまずい」と、つい自分の気持ちをセーブする。そんな２人がキスをするきっかけは・・・最高に幸せなシーンなので、作品を観てのお楽しみ。ジュリアンを演じるのは、メキシコ映画界を誇る人気俳優ガエル・ガルシア・ベルナル（32）。「アモーレス・ペロス」「天国の口、終わりの楽園」で受賞経験もある彼が、ハリウッドの純愛映画に出るのはあまりに新鮮！ 監督は「俳優に未経験の演技をしてもらうのが好きなの」とのこと。
「死」に直面したマーリーの感情だけでなく、恋人、親友、娘を失おうとしているまわりの人たちの気持ちもリアルに描かれている。マーリーを傷付けたくないから、うまく会話ができなくなる妊婦の親友。最後まで道化役を買って出ようとする同僚。どんなにうるさがられても世話を焼くのをやめない母親。娘との距離をどうしたら縮められるのかわからず苦しむ父親。そして、彼女を暖かく包みこみ、今を大切に２人で過ごそうとする恋人。自分の「死」と大好きな人の「死」を、これから誰もが経験する。悲しいのに幸せな気分になれる今作のラストは、これから生きていくうえで“ハッピー・エンディング”が大切なキーワードになると教えてくれる！
広告代理店に勤めるマーリーは、この日もプレゼンがうまくいき、夜は大好きな仲間とお酒を飲み、セフレリスト上位のイケメンと楽しくセックスをし、忙しくもシングル女子ライフを満喫していた。顔色が悪いからと出かけた健康診断で出会った医師のジュリアンはとってもキュート。積極的なマーリーはジュリアンをからかったりして気楽に受けたはずの診断だったが、結果は予期せぬ“がん宣告”、しかも末期だと言う・・・。
© 2010 Earthbound Films, LLC
取材・文／安田佑子
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