累計1000万部を突破し、10年に渡って愛されてきた大人気コミック「僕等がいた」がついに今年の2月で完結。その興奮冷め止まぬうちに、映画で「矢野」&「高橋」の6年の恋を最初から結末までもう一度体験できる! クラスの3分の2の女子が好きになってしまう人気者の矢野。彼が誰とも付き合わないのは、前の彼女との死別が理由だった。そんな矢野を好きになり、彼のすべてを受け入れようとする高橋七美だが、2人の思いやりが逆に互いを傷つけ合い・・・。恋愛に大切なのは「正しい相手を選ぶこと」そして「素直になること」。大人女子にもたくさんの恋のレシピをくれる、まぶしくて切ない物語。3月に前篇、4月に後篇と、邦画初の連続公開!
「月刊別コミ」で2002年5月から連載されてきた「僕等がいた」は2月発売の3月号で最終回を迎えた。2005年には小学館漫画賞 少女向け部門を受賞、ファンブックやノベライズ、テレビアニメにもなった大人気作品。原作者で北海道釧路市在住のマンガ家・小畑友紀さんは完成した実写映画を観て、「自分のマンガが雑誌に載ったときと同じくらい、客観的に観られませんでした。気持ちが高ぶりすぎて、色んなシーンで泣いてしまいました。この映画をご覧になった方が、忘れかけていたあの頃の気持ちをほんの少しでも想い出して、そしてちょっと優しい気持ちになっていただけたら嬉しいな、と思います」とコメントを寄せている。
学ラン姿がまぶしい生田斗真(27)演じる矢野は、 成績はいつもトップ、運動神経もよくてイケメンでおもしろくて、同性からも人気。まさに少女マンガから飛び出してきた魅力的な男子なのだ。 矢野の元カノ・奈々は、矢野の心を振り回すだけ振り回し、天国に行った。以来、矢野の心に恋愛という文字が消えた。吉高由里子(23)演じる高橋は矢野に惹かれるが、自分が奈々より勝てるものなんてなにもない。自信のなさから何度か諦めようとするが、ある日想いが溢れてしまう。「矢野がすごくすごく好きだった人はもういないかもしれないけど、今、矢野のことをすごくすごく好きな人間がここにいる。それでプラマイゼロになんないかな」。
矢野と高橋の心を揺さぶるのは奈々の存在だけではなかった。同じクラスの有里は、奈々の妹。姉を忘れて高橋と付き合う矢野が許せなくて、彼を責めるが、 どうも有里自身も矢野への想いを内に秘めているよう。矢野も奈々の妹だからなのか、有里を無視にできずにいた。有里を演じる本仮屋ユイカ(24)が眼鏡をかけ、矢野に執拗につきまとう女子を好演。そして、矢野の親友、「タケ」こと竹内は爽やか好青年。自分の幸せよりまず人の幸せを考える竹内は、高橋に思いを寄せているが、矢野と高橋が両思いなのを知り2人を応援する。いつでも潔くて優しい竹内にも幸せになってほしい! 演じるのは、高岡蒼佑(30)。
北海道・釧路。里帰りしていた高橋七美は、母校の屋上に立ち、自分の心に話しかける。「今、どこにいますか? 最後に私を思い出したのはいつですか? 今、誰を愛していますか・・・」。高校2年のあの日、七美はこの屋上で8点しかとれなかった答案用紙を手に溜息をついていた。そのとき出会ったのが、同じクラスの矢野。頭もよくスポーツ万能でモテるのに、七美にはなぜか彼が寂しく見え、思わず言ってしまう。「悩みがあるなら、聞くよ?」
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© 2012「僕等がいた」製作委員会 © 2002小畑友紀/小学館
取材・文/安田佑子
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