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なぜ凶悪強盗犯2人を平凡な職人が殺せたのか。「幸運だった」と話す職人ジンシーの言葉を捜査官シュウは信じなかった。ジンシーが発する、虫をも寄せ付けない“気”がただ者でないことを物語っていたから・・・。金城武演じる捜査官シュウは、人体の構造から武術まであらゆる知識を持つ。彼は法だけを信じ、人を信じることをやめた。一方、ドニー・イェン演じる職人ジンシーは、過去を捨て、家族とともに、人を信じて静かに生きることを決めた。この2人の出会いが、山奥の小さな村に大事件を巻き起こすことに! アジア、ハリウッドで活躍するピーター・チャン監督作品。息を飲むアクションムービーとしても、家族のヒューマンドラマとしても楽しめる1本。
台湾出身、日本人と台湾人のハーフで、日本語、中国語、広東語、英語が堪能な金城武(38)。お年頃な大スターなだけに、去年は「実は既婚?」説まで出た金城。近年では『レッドクリフ』で演じた諸葛孔明役が日本でも話題に。今作も知的キャラで、事件の手がかりになるものは決して見逃さず、あらゆる知識を結びつけ“脳内捜査”をする捜査官・シュウを演じる。シュウは、更正を信じた少年に裏切られてから、一度法を犯した人間を信じない。金城はピーター・チャンが監督というだけでオファーを受けたが、最初はなぜこの役が自分なのか戸惑い、監督に「シュウは北野武が演じるのが似合う」とも話したのだとか。
2人の強盗に入られた店の主人を助けようと、強盗の1人・イェンに飛びかかるジンシー。彼がイェンに必死にしがみ付いてもがくうちに、もう1人の強盗がうっかりイェンの耳を切り落としてしまう。しかし、それは素人目にそう“見えて”いただけ。ジンシーはしがみ付いた体勢でイェンの動きを操作し、味方に耳を“切らせた”。それをシュウだけが見抜くのだった。ジンシーの正体とは? 演じるドニー・イェン(48)は中国・広東省出身。ジェット・リーとは北京の体育学校で同級生。アクション俳優として『HERO』など数々の作品に出演し、アクション監督としても知られる。今作では平凡な家庭人と武術の達人という2つの顔をうまく演じている。
そのほか豪華キャストも今作の見所。ジンシーの妻役には「ラスト、コーション」でトニー・レオンと主演したタン・ウェイ(32)。そして、クライマックスに向けジンシーの命を狙う相手役には、かつてのカンフースターたちが登場。驚くことに、彼らが今でもとてつもなく若い! そして強い! クララ(ベティ)・ウェイ(52)演じる暗殺集団の女刺客とジンシーのアクションファイトは興奮そのもの。また、ブルース・リーと同世代で「カンフー第一世代スター」のジミー・ウォングは69歳、13年ぶりに映画に復帰した。彼が演じる暗殺集団のマスターハンパなく強く、切っても刀が肌に食い込まない! そんな壮絶な戦いの結末とは!?
1917年。山奥の小さな村で、強盗2人が偶然その場に居合わせた製紙工場の職人・ジンシーと、もみ合いになり死んだ。現場捜査官のシュウは、なぜ凶悪犯2人が死んで、丸腰の職人ジンシーが生き残ったかに疑問を感じる。シュウは入念な検死や現場検証を重ねるうちに、ジンシーを疑い始める。ジンシーは超越した武術の達人で、意図的に致命傷を与え死に追いやったものではないか。妻と息子2人と平穏に暮らすジンシーにこそ、隠された過去があるのではないかと・・・。
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取材・文/安田佑子
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