ライラの冒険　黄金の羅針盤＜映画　試写会＞ニコール・キッドマン

児童文学界最高の栄誉である「英国カーネギー賞」から過去70年の全受賞作で最も優れた作品として選出され、イギリスBBCの「国民に過去最も愛された小説調査」では『ハリーポッター』シリーズを抜いて３位に輝いた『ライラの冒険』シリーズが待望の映画化！　私たちの世界によく似た“もうひとつの世界”に暮らす、おてんばで嘘つきの少女ライラを待ち受ける冒険ファンタジーは、エンターテインメントならではのドキドキワクワクと同時に、実在するかもしれないパラレルワールドや自分の本質を映す動物の守護精霊の存在など、魅力的なキーワードが盛りだくさん！　全３部作の第１作となる今作を見終わった瞬間から、続きが待ち遠しくなってしまう。

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オーストラリアの女優としてアメリカンドリームを実現し、年明け早々には夫であるカントリー歌手のキース・アーバンとの間に待望の妊娠！というビックニュースまで舞い込んできたオスカー女優ニコール・キッドマン。2人の養子に続き3人目の子供の母親になる彼女はまさに世界中の女性が憧れる40歳だろう。映画でも、人生でも常にヒロインを演じてきた彼女が、今作では魅惑的なバイプレイヤーに。12歳の少女ライラから羅針盤を奪い取ろうとする悪女を演じている。

「前にも『アザーズ』で嫌な女性を演じたことがあるけれど、悪役だからといって演じながらその役を裁くことはできないの。なぜコールター夫人は自分の行為が正しいと思っているのか、演技に没頭して動機を見つけ出すべきだと思った。あとは、どんな役であっても、血の通った人間になっていることを望むばかりね。すばらしい役だし、多面性を持つ悪役をもらえるなんて、めったにないことよ」

ニコールが演じるコールター夫人と常に行動を共にし、彼女の本性を映す守護精霊"ダイモン"は、金色の毛並みが美しいが、狡猾で凶暴ゴールデンモンキー。コールター夫人自身も、その美貌とゴージャスな衣装の裏では欲の亡者と化し、時に滑稽なまでにライラの持つ羅針盤を切望する。では素顔のニコールのダイモンは何だろうか？　素顔はシャイな彼女の場合、もしかしたら「演技」そのものが守護精霊なのかもしれない。

「演技って不思議なものよ。演じていると、他人になりすますことができるし、その役の影に隠れることができるけど、素のままで歩けなんて言われたら、とんでもないわ。とても恥ずかしくて。監督のクリスに"どうしよう"って漏らしたことがあるくらい。素の自分ではパーティにも行けないわ。でも誰かの仮面をつけてその後ろに隠れれば、それもできるのよ」

舞台はイギリス・オックスフォードにとてもよく似た“もうひとつの世界”にある街。この世界では１人につき一匹ずつ動物の姿をした守護精霊「ダイモン」がつき共に行動している。12歳のおてんばな少女ライラは何者かに連れ去られた親友ロジャーを探すため、ダイモンのパンタライモンを連れ、真実を示す黄金の羅針盤を手に北の国へと旅に出る。羅針盤を狙う美女、空飛ぶ魔女族、気球乗り、よろいグマ・・・誰が敵で誰が味方なのか!?

出演／ダゴタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、サム・エリオット、エヴァ・グリーン
監督・脚本／クリス・ワイツ
原作／フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』（新潮文庫）
提供・共同配給／ギャガ・コミュニケーションズ×松竹【2007／アメリカ／1h52m】
2008年3月1日（土）より丸の内ピカデリー１他全国松竹・東急系にて超拡大公開

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