サメに襲われ片腕を失いながらも、夢を諦めずにプロサーファーになったベサニー・ハミルトンの奇跡の実話が映画に。2003年10月、13歳のベサニーは、すでに大会でも活躍し、スポンサーもつくほど将来を期待されていた天才少女サーファーだった。でもある日、海中でサメに襲われ左腕を失ってしまう。医者に義手を勧められても「サーフィンができないならいらない」と拒否、信仰と家族、友人が彼女を支え、事故から1カ月後には片腕のまま練習に復帰。プロサーファーへの夢をかなえた。希望を失うこともある。落ち込んだまま生きることも、諦めて生きることもできるけど、長い人生本当にそれでいいの? 挑戦する自分を選んだベサニーの生き方からもう一度自分を奮い立たせて!
2003年。少女サーファーのベサニーが体長3〜4mのサメに襲われ左腕を失ったというニュースは世界中に衝撃を与えた。それより世界を驚かせたのは、その1カ月後には彼女が片腕のまま競技に出場、その後も上位入賞を果たしたことだった! 「小さかったから状況を受け入れるのが難しくなかったのね」と彼女はあるインタビューで話している。「もしサーフィンがなかったら?」という質問に「私、サーフィンは自分の人生のNo.1じゃないのよ。イエス・キリストがいちばんなの」。「もし左腕が戻るなら?」という質問に「いらないわ。片腕でもサーフィンできるし、私を見てみんなが希望を持ってくれているし」と即答。現在もプロとして活躍中!
ベサニー役を演じるのはアナソフィア・ロブ。子役でデビューし、『チャーリーとチョコレート工場』のヴァイオレット役で注目される。運動神経抜群の彼女は5歳で体操競技に出場、7歳でアイリッシュダンスの賞を受賞、今もダンス、水泳、スキー、スノーボードが趣味という18歳。役が決まってからは1日4時間のトレーニング、ハワイではベサニー本人からサーフィンを教わった。撮影でアナソフィアはCG加工できるように左腕に緑色の長い手袋を装着。ベサニーも自身のサーフィンスタントとして出演した。157cmのアナソフィアに対し、ベサニーは170cm。身長差がある2人を視覚的にマッチさせるよう様々なカメラトリックが使われている。
買い物と言えば、サーフィンをしてもヒモがほどけないビキニ。ママに内緒の夜遊びは、親友のアラナとナイトサーフィン。といった具合に、ベサニーにとってサーフィンは食事や睡眠と同じ存在で、小さい頃からいつもそこにあるものだった。ベサニーの家族も全員サーファーで、兄2人も一流の腕前。映画では、デニス・クエイド(58)演じる父親と、ヘレン・ハント(48)演じる母親が夫婦でサーフィン対決、ベサニーら子供たちはそれに点数をつける審判係という、とっても微笑ましいシーンも。大自然の声を聴き、恐怖に打ち勝って大きな波と自分が一体となる快感! 映画では今すぐにでも海に出かけたくなるクールなサーフシーンが満載。
2003年。ハワイのカウアイ島で暮らすベサニーはサーファーの一家に育った。13歳の彼女はサーフィンの腕も天才的で、この日も親友のアラナとともにサーフィンの大会に出場し、見事優勝に輝いた。ある日、べサニーは、波乗りに出かけサーフィンを楽しんでいたが、突如サメに襲われる。病院に運ばれた彼女は体内の60%の血液を失うも奇跡的に一命を取り留めたが、左腕を肩の根元から失ってしまう。悲しみに打ちひしがれる日々だったが、家族や友人の愛に支えられ、再び海を目指す・・・。
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取材・文/安田佑子
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