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2011年の釜山国際映画祭、たった7秒でチケットが売り切れた作品があった。それが、韓国映画『ただ君だけ』。過去の傷から夢を捨てた元ボクシングチャンピオンのチョルミンが、雨の日に出会った目の不自由な女の子ジョンファ。いつも明るく愛らしいジョンファを見つめるうちに、凍っていたチョルミンの心が溶けていく。しかし、穏やかな愛の日々を待ち受けていたのは残酷な現実だった。5月5日。2人になにが起きたのか・・・。韓流ドラマを盛り上げ、日本にも多くのファンを持つソ・ジソプとハン・ヒョジュが夢の競演を果たした話題作。チャップリンの「街の光」をモチーフに韓国から普遍的な愛を発信する。もし、目が見えたなら、見つめていたいのはあなただけ・・・。
チョルミン役を演じるソ・ジソプ(34)はドラマ「ごめん、愛してる」などで日本にファンも多い。最近はハードボイルドな作品が続いていたが、待ちに待ったラブストーリーに戻ってきてくれた。ジソプ自身も「初恋の楽しさやドキドキ感があり、1人の女性を命がけで愛する物語に惹かれました」と韓国メディアのインタビューで答えている。一重の目が印象的な男らしい顔立ち、そして182cmという高い身長と鍛えられた体も魅力的なジソプだが、ボクサーという役作りのためにさらにトレーニングを強化し格闘家ボディを作った。映画の冒頭からウォーターサーバーを軽々と抱えるジソプに「萌え」女子急増は必至!
ドラマ「春のワルツ」でヒロインに抜擢されてから、「華麗なる遺産」「トンイ」など、着実にヒット作品に出演しスター街道を走り続けているハン・ヒョジュ(25)。「こんな素敵な恋愛映画をやるのが夢だった」というヒョジュは、前向きな役がよく似合う。今作で演じるジョンファも、両親を事故で失くし、その事故で自分も視力を失いながらも笑顔を絶やさず、自立するために仕事もがんばる女の子。役作りのため、ヒョジュはソウル市内の盲学校を週2回定期的に訪ね、学生たちと仲良くなり、いろいろな話を聞いたそう。チョルミンとの初デートでオシャレしようと出かけた美容院で“おばちゃんパーマ”姿になったヒョジュにも注目。
「恋っていいな」と思えるシーンが満載の今作。ボクシングジム帰りにジョンファに会ったチョルミンは、彼女に“足の臭い”を指摘されショック! 慌てて足を洗うチョルミンがかわいい。また、足をくじいてしまったジョンファをチョルミンが背負って家に送るシーン。彼女の家に行くには長い階段を上らないといけないが、男子なのであきらめられない。とっても辛そうなチョルミンの顔にも胸がキュンとする。そうして2人の距離は縮まっていくが、カップルになってからのラブシーンはさすが韓流! 朝、2階から見送るジョンファが愛しくて一度降りた階段を駆け上がってジョンファを抱き上げるシーンは、思わず叫んでしまいそう!?
昼間はミネラルウォーターの配達、夜は駐車場の料金所で働くチョルミン。ある雨の夜、料金所に若い女性ジョンファがやって来て「おじいさん、今日はミカンを持ってきたのよ」と楽しそうに話し出した。彼女は目が不自由で、チョルミンを以前に働いていた老人だと勘違いしていたのだ。立ち去ろうとするジョンファをチョルミンは引き止め、いつも彼女が老人と見ていたドラマを一緒に見る。それから彼女は毎晩のようにやって来るようになった・・・。
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取材・文/安田佑子
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