地球が静止する日＜映画 ジャパンプレミア招待＞キアヌ・リーブス

「地球を救いに来た」と宇宙からの使者である彼は言った。ただしそのためには、人類が滅亡しなければならなかった・・・。キアヌ・リーブスの最新主演作は、巨匠ロバート・ワイズ監督の1951年作品『地球の静止する日』をリメイクした『地球が静止した日』。無数の謎の物体が猛烈な勢いで地球上のあらゆるものを溶かし去っていく・・・そんなオリジナルストーリーをベースに、最先端の技術を駆使して、今だからこそできた映像が満載。とくに“人類が滅亡に瀕する様”は、怖がる前にはもう自分が消えているという衝撃的なもの。ヒューマンドラマも盛り込みながら、人類が生き残る希望を探っていくSFアクション超大作。アメリカに続き日本でも大ブレイクするか!?

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映画『地球が静止した日』日本公開の前日にジャパンプレミア出席、というパーフェクトなタイミングで２年ぶりの来日を果たしたキアヌ・リーブス。彼の今回演じる役は、人間の姿形をしているが地球の生物ではない“クラトゥ”。地球に来て、ともに行動するシングルマザーの科学者ヘレン（ジェニファー・コネリー）やそのヘレンの息子ジェイコブ（ウィル・スミスの愛息ジェイソン・スミス）ら“人間”と接することによって、少しずつ彼に変化が訪れる。演技する上では「最初エイリアンだったクラトゥが徐々に人間的な部分を垣間見せられるよう、シーン毎に地図をたどるように緻密に計算して演技を変化させていった」と話すキアヌ。彼にこの映画の魅力を語ってもらった。

「この映画を女性にアピールするとすれば、ビジュアル的にも美しい映画だし、ジェニファー・コネリーが演じるヘレンはとても勇敢で情熱的だから、女性も共感できると思う。ポジティブなメッセージが込められている映画だし、子役も可愛いよ。大人の男性向けのアピールとしては・・・僕だったらどうしたら映画館に行くかなあ。やっぱりイマジネーションを駆使した特撮と、いいストーリー、娯楽映画として見られるところ。洗練された男性は好きな映画だと思うよ（笑）」

黒いスーツに身を包んだキアヌは、美青年がそのままいい感じに大人の男性になっていて、「世の44歳の男性が、みんなこうあって欲しい・・・」と贅沢にも思ってしまう!?　彼自身は普段からケアしていることはあるのだろうか。

「（笑）。若いともキレイだとも思わないけど、でもそう言ってくれてありがとう。秘訣？ないよ。そんなに運動もしないしね。もちろん仕事の時はベストな状態にするし、ケアは万全にするけど、仕事をしてない時はしないなあ・・・（笑）」

わずかなインタビュー時間中も、話しながら大声で笑ったり席から突然立ち上がってみたりと、終始リラックスムード。インタビュー前日に行われた共同記者会見では「この映画を見ること自体がエコになる。僕も自宅ではソーラーパネルを置いたり、森林保護活動に取り組んでいる」と話していたキアヌ。そして、六本木で開催されたプレミアイベントはインターネットでも中継されたが、ネットライブ視聴者達に向かって「今すぐパソコンの前を離れて映画を観にいってください！」と呼びかけた。きっとこの記事を読んでいるあなたにも同じメッセージをくれるに違いない。

宇宙からの謎の巨大な球体が世界中の至るところで出現していた。NYのセントラルパークの上空で静止した球体の１つから姿を現したのは、宇宙からの使者クラトゥ。外見は人間そのものだが、敵なのか、味方なのかはわからない。ただ、彼の目的は“地球を救うこと”だという。政府が招集した危機対策チームの１人で生物学者のヘレンは、クラトゥから衝撃の事実を聞くことになる。「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」と・・・。

監督／スコット・デリクソン
出演／キアヌ・リーブス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミス、キャシー・ベイツほか
配給／20世紀フォックス映画
公式サイト／http://movies.foxjapan.com/chikyu/
上映時間／1時間46分
12月19日（金）　日劇１他全国超拡大ロードショー

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