OZmall 恋、キレイ、知性 東京女子が“今”したいコト

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迷って見つける恋するトキメキ


 
 タクシーに乗ったとたん眠くなって、わけわかんなくなるのはよくある。酔っ払って眠り込んでて、ふと目が覚めて窓の外を見ると、街のイルミネーションがものすごく美しかったりする。「あ、この景色、そうかここは日本じゃなかったっけ。これは、そうだった。ニューヨークのロックフェラーセンターのあのイルミネーションだ! そっか、私ニューヨークに来てたんだ!」。そして一緒にいたうちの亭主にいいました。「さすがニューヨーク。きれいだねー夜景」。そしたらうちのがあきれて「幸せな奴だなぁ、おまえはよー。あれは工事現場の明かりだろ。ここは青梅街道だぜ」と。でも私にはニューヨークの明かりに見えたんだよねー。
 まぁこんなのはかわいいもんだけど、酔っぱらって見た夢は、朝起きてから現実なのか夢の中なのかわからなくなることもよくある。わからないばかりか、夢の出来事を信じてしまい、泣きながら起きて、朝しばらく確かめるのも怖くて、ひとり落ち込んでしまう。こないだはそんな夢だった。仲良しの久本雅美が死んじゃった夢だ。久本が私の田舎にロケに行き、私の母の実家の旅館に宿泊し、その旅館に入った強盗事件に巻き込まれたという。ショックだった。どうしていいかわからなかった。とにかく涙が出て出て、嘘だといいたいんだけど、うちの亭主に聞くのも怖くて、しばらく布団の中で泣いてたもんね。ようやく少ししゃべれるようになってから、恐る恐る聞いてみた。「久本がこんなことになるなんてねぇ」。亭主、「何が?」。私、「だから八尾(私の故郷)でさ。まさか…殺されるなんて…」。亭主、「誰が?」。私、「だから久…本」。亭主、「久本がなんだって?」。私、「久本、殺されちゃったじゃん!」。亭主、「バカかおまえは! 久本今、テレビ出てるじゃねぇか! しっかりしろ! 酒で脳みそ腐ったか!」。ああ、あのときほどよかったと思ったことはなかったなぁ。
 あれ、もしかしてちょっといい話だと思ってない? そんなわけないか。そもそも酒さえ飲み過ぎなければこんなことはなかったのよ。私も調子こいて飲み過ぎるのを控えようと、今年こそ誓うのでありました。
     

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