OZmall 恋、キレイ、知性 東京女子が“今”したいコト

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迷って見つける恋するトキメキ


 
髪は茶髪で目にはカラーコンタクト、そしてマスカラごっちゃりの目元ばっちり化粧だ。
「こんにちは〜! 私、柴田理恵です〜」。今考えたらおかしな挨拶だ。でも、ほかに切り出しようがないもんね。でまぁ、女子高生たちに趣旨を説明して、ちょっとお茶につき合ってもらった。こんなときつくづくテレビに出ててよかったと思う。だって普通こんなおばちゃんが声かけたら、変な宗教の勧誘か羽布団のキャッチセールスだと思われるのがオチでしょ。でも、この子たちは安心してついてきてくれたもんね。
 で、女子高生たちと話し始めたわけなのだが、なんか感じが違うんだよね。確かにギャルっぽい言葉も使ってくれるし、あっけらかんとちょっとエッチな話もしてくれるんだけど、どこか違うんだよね〜。釈然としない気持ちで、ふと、ひとりの女の子のかばんを見て「!」となった。これって、もしかして、あの有名な名門じゃない? あれ? ってことは、この子たち相当いいとこのお嬢さん? そこで、お父さんは何をしてるか聞いてみた。そしたら驚きましたよ、ぜーんぜんフツーじゃないじゃん、この子たち!テレビでCMガンガン打ってる企業の社長さんのお嬢さんあり、高級官僚のお嬢さんあり、証券会社経営のお嬢さんあり、あろうことかお城持ってるお嬢さんまでいたぜ!!いやー、こっちこそこれからずーっと仲良くしたいお家のお子さんたちばかり!もちろん、彼女たちのプライバシーを守るために、これ以上は明かしませんけれど、育ちのよさが十分うかがわれる立ち居振る舞いだったことは確かだ。といってもいわゆる『ごきげんよう』の世界じゃない。『うざい』だの『キモイ』だの『どんだけ』だのギャル語をしゃべりながら、一方私に向かってはきちんと敬語も使えてる。年ごろの女の子だから、そりゃあ『箸が転んでもおかしい』っていう部分もあるんだけど、なんとなく場をわきまえてる。う〜ん、なんか、みんなとっても大人? もしかしてこのバランスの取り方こそが、今どきのコなのかもしれないな。あの子たちも、あと5〜6年もしたらお勤めに出たり、お嫁さんになったりいろいろするんだろうな。ギャル語なんかすっかり忘れちゃうかもしれないなぁ。私たちの女子高生のころは、こんないいバランスだったことがない。もっと不器用に手探りだったと思う。女子高生たちに対して、なかなかやるなという感心と、まだまだこじんまりしてほしくないという物足りなさとを感じた渋谷109のナンパでした。
     

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