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今まで数回しか志村さんに飲みに連れていってもらったことはないけれど、少なくとも私が知ってる志村さんの酒の飲み方は後者で、しかも驚くほど気遣いをなさる。もちろんそれが決して嫌味じゃないし、重荷じゃないし、ご自分もそれで楽しんでらっしゃる。とにかく飲んでる最中も人を楽しませることを忘れない人で、トイレに行くたびに1枚ずつ洋服を脱いできて、はじめは靴下ぐらいだから気がつかないんだけど、セーターとかシャツとかだんだんエスカレートしてきて、最後パンツ一丁で「冷えるなー」ってトイレから出てきたときは死ぬほど笑ったもんねー。根っから好きなんだね〜笑わせることが。いやホントいい酒なのよ、志村さんの酒って。しかも志村さんは、堺さん同様ものすごい食通。だって毎朝、素材にこだわった健康かつ美味な朝食を、自分でちゃんと作って食べてんだよ〜。えらいよね〜! だから、そんなこだわりの人にナニ作るんだよ〜!
しかし、約束してしまったからにはもう遅い。変に取り繕ってもどうせぼろが出るだけだし、とにかく当たって砕けろだ。「グルメに対抗するにはなんだ?」。私は必死で考えた。そしてついに見つけたのだ。これなら勝てるという秘策を。(あれ? いつから勝負になったんだ?)コンセプトはズバリ、家庭の温かさ。まぁこういっちゃなんだけど、おふたりとも、ねぇ、五十路過ぎて、ねぇ、おひとりでしょ? だから、なるったけ煮物とかポテトサラダとか、なんかそういう、味の勝負より雰囲気で勝てる物がさ、いいんじゃないかと思ってさ。(だから、いつから勝負になったんだよ)あとは、故郷富山の食材でばっちり固めた。ひらめの昆布締めだの、ホタルイカだの、たけのこだの。東京生まれのおふたりが、果たして田舎料理を喜んでくださるか!?
さあ、いよいよ決戦の日は明日だ。料理以外のおもてなしの準備も整えたぞ。おしゃべり上手なママとして、なんと久本に応援頼んだし、にぎやかしでポカスカジャンも楽器を持ってやって来る。これは自分としては最強の布陣だ。弱点といえば、中居さん代わりのうちの若手の女子が不細工ってとこかな〜。
さて、勝負はいかに?(だから違うって)
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