OZmall 恋、キレイ、知性 東京女子が“今”したいコト

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迷って見つける恋するトキメキ


 
  というわけで半信半疑で行ってみることにしたのです。さすがにふたりで行くのは気が引ける。そこで若いイケメン(!)引き連れてやってみたら、これがね、予想外に楽しかったのよー! プリクラってさー写真じゃないんだね、ゲームなのねー! いろんな模様が出てきて時間内に選択して、そして絶品の笑顔で写真撮るまでがもう、大変よ! でもなぜか興奮する不思議な感覚〜! え、撮った写真? あーんな大変な思いして撮ったんだもん、携帯にベタベタ貼りまくってるよー当然! せめて季節ごとに撮ってコレクション増やしたいんだけどな〜!
「そうか、あの腰が退けてる感は年寄りの兆候かもしれない。なんにでも好奇心を持つのが若さの秘訣だ!」。プリクラに味をしめ、自分の臆病さも恥じた私は、満を持して、今度はまんが喫茶に挑戦してみた。ここも興味はありつつ、なんとなく、行ったら浮いちゃうような気がして二の足を踏んでいた場所だ。いや、ここはよかったです。本当に行ってよかった。私、今までの考えを反省しました。まんが喫茶の皆さん、今までごめん。
  私、まんが喫茶なんかに行く人たちはみんなオタク系ばかりだと思い込んでたのよ。「何が悲しくてわざわざ外出してまで、まんがなんか読まなきゃいけないんだ。今の君に大切なのは社会性だろ、生きている人間関係だろ」と。ところが、店内に入ってびっくり! なんと神聖な空気。まるで図書館ではないか!
  オタクっぽいのも確かにいて、まんが読んでたよ。でもほとんどが、英語の勉強をしている女子高生、日本語のドリルをやっている外国人、仕事の企画書を読んでいるサラリーマン、みんなそれぞれ自分の仕事をしている。一見派手で軽佻浮薄な都会の、実に生真面目で真摯な顔を見たような気がした。まるで華やかな舞台の上に立つ直前のお笑い芸人の真剣な横顔だ。いいよすごく! なんかうれしくなっちゃったんだよねー、みんなそれぞれがんばってて。
  そしてより強く思ったことは、若い人の新しい文化をまず、偏見なくとり入れてみるべきだということ。おじさんたちはどうしたって偉そうに若者を批評したがるけど、批評なんて今までの歴史を見てもわかるように、なんの歯止めにも指針にもなりゃしない。大事なのは体験して感じるオンナの感覚。決して迎合するのではなく、母なる大きな慈愛を基本に、ことの善悪を決めていけばいい。
  女たちよ、今こそ、書を捨てよ町へ出ようだと思った私でした。
     

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