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この2カ月ほど故郷の富山に帰る機会が多い。たまたま仕事が重なっただけなのだが、ほとんど隔週で帰っていると、なんかちょっといっぱしの富山通になってきた。
自分の故郷に「通」もないかもしれないけど、考えてみたら私が富山にいたのは高校卒業するまでの18年間、しかもそのうち初めの5年ほどは訳わかってない時なのだから、いろんな記憶も13年分。自分の年を考えてみると、東京暮らしのほうがずーっと長いのだ。したがって、いかに故郷とはいえ知らないことだらけなのは当たり前なんだけどさ。いやぁ、富山って奥が深いよ〜。
まずとにかく昆布を食べる。昆布消費量日本一。有名なとこでは名産品の「昆布かまぼこ」。皆さん、物産展とか高級スーパーで見かけたことないですか? 白いかまぼこを昆布でグルグル巻きにしてあって、切ってみると渦巻きになってるやつ。うまいんだこれが! 切って網で焼くとなお美味しい! 昆布がこんがり焼けていい香りがして。
そしてこれまた有名な「昆布〆」。新鮮なヒラメやカジキマグロや富山名産のシロエビの刺身を、それだけでも十分美味しいのに、またまた贅沢にも美味しい昆布で〆てから食べる。しかも京都みたいにお上品に「ほんのり昆布の香りがする」なんてもんじゃないよ。「うん! こりゃ昆布味だ!」ってぐらい〆る。ま、冷蔵技術の発展してない昔の人の知恵なんだけどね、うまいよ。魚の刺身だけじゃなく竹の子も山菜も牛肉も、とにかくうまいと思ったら〆てみる。これが富山県人のチャレンジ精神なのさ。これはもちろん! 酒の肴に最高!
あと有名なのは、昆布でニシンを巻いて甘辛く煮込んだ「昆布巻き」。もうご飯のおかずにぴったり! って、おまえが一番昆布好きなんだろって? そうなのよ、何を隠そう私の一番の好物は昆布。昆布があったら酒は何杯でも、ご飯も何杯でも、いやおやつもすべて昆布でOK。
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