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迷って見つける恋するトキメキ



 仕事で京都に行ってきた。ダニエル・オストさんとうベルギーのフラワーコーディネーター、つまりわかりやすくいうと西洋の假屋崎省吾先生だよね。そのオストさんが京都の仁和寺で、フラワーイベントをやるというので、まあそのリポートというか案内役というかそういう仕事で行ったわけなんだけど。
  と、こんな説明じゃ全然どうってことないように思われるでしょうけど、このオストさんて人、ただ者じゃないのよ。この人の生け花、すごいの! お花のことなんかなーんにも知らない私ですら感動するぐらい。もう見たことのないような生け花なのよ。普通生け花っていったら、いくら大きいったって、ある限られたスペースにドーンと飾られてるものだと思うんだけど、この人のはスケールが大きいどころか、もう華道の域を超えちゃってる。ベルギー皇太子の結婚式の会場を、壁といわず、柱といわず、テーブルといわず花でいっぱいにしたり、真っ赤な花を天井いっぱいに、まるで火の鳥が飛んでるみたいに飾ったり、いろんな仕掛けで花びらが舞い散ってる様子を表現したのもあったり、なんかどんなふうに花を生けるかというよりは、その空間全体を花を使ってひっかきまわすというか、空間を切り裂くというか、子供が自由に鉛筆を持って家の中を走り回ってるような危険な自由奔放さを感じる。
  そんなすごい人が、京都の仁和寺という世界遺産にもなってる、いわば完成された日本文化の中にどんな花を生けることができるのかという、西洋の美が日本の美に対して戦いを挑んだということになるわけかな。
  といっても、オストさんは京都が大好きだそうで、器の中に日本の四季を表現する京料理の盛り付けとか、四季折々の花を形作る和菓子とかにもすごい興味があって、そういうのをお土産に持ってくとめちゃめちゃ喜ぶらしい。まだお会いしてはいないけど、きっと楽しくて明るい人なんじゃないかなあ。だから仁和寺のイベントも、挑戦というよりは仁和寺で遊ばせてもらう、みたいな感じだろうね。
     

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