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迷って見つける恋するトキメキ





 8月は「Shiny Day」という曲を作りました。
 砂浜で夜明けを待つ恋人たちの物語。夏が持つ前向きな力を歌にしたかったんです。

 私の地元京都市内には海がない。夏になったら海に行ったり、花火を見に行ったりというようなどこかキラキラした青春とは縁がなかった。
 だから砂浜ってあこがれる。たとえば湘南。通ってる高校の近くに海があったら、どんな青春時代を送ったんやろう。絶対好きな人と授業さぼって砂浜を歩きたいとか思ったやろな。想いを告げて、手をつないで、二人寄り添って夜明けを待つ・・・なんて想像は果てしなく広がって行きます。

 二人は夏を一緒に過ごす。可愛くて、愛しくて、頼りなげで、そばにいるだけでしあわせ。でももっと知りたくなる。言葉を重ね、唇を重ねる。時々何考えてるんか分からなくなる。分からないからケンカする。ちょっと嫌いになる。でも意味が分かったらその分また愛しくなる。求めて、はじけて、傷ついて、ぶつかり合って、慰めて、手放して、抱き合って、二人の距離は少しずつ縮まっていく。  そんな二人が一夏こえたら、本当に夜明けを見れたらなら、その胸にはきっと新しい気持ちが芽生えるのではないだろうか。

 砂浜に夜明けがやってきて、沈んだ太陽がまた昇り始める。それは永遠に続くこと。そんな太陽に二人は思う。「僕らは何度でも生まれ変われる」。悲しいこともつらいこともこれから先いっぱいあるけど、二人なら乗り越えていける。この夏がそうだったように。
 夏が終われば秋、そして冬がやってくる。一つずつ季節を越えたら優しい気持ちが二人を包むだろう。すべて思い通りに行かなくても、楽しい事ばかりじゃなくても「生まれ変われる」ということを胸にまたやり直せばいい。夏の夜明けを胸にゆっくりと歩いて行けばいい。愛しい人と、これから何が起こるか分かんない人生を歩き始める夏の恋人たち。「Shiny Day」は、そんな二人の背中を押してあげられるような歌でありたいと思う。

 海っていいな。やっぱり憧れるな。好きな人と海を見れたらどんなに幸せやろう。水着で泳ぐ・・・なんてことは私はないけどね。

<つじあやのプロフィール>
1978年生まれ、京都出身。ウクレレ弾き語りスタイルで注目を集め1999年メジャーデビュー。スタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌『風になる』のヒットなどで知られる。
つじあやのオフィシャルホームページ「うららかさん」
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/uraraka/

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