このバンド。ジャンルというのはジャズかなあ、カントリーかなあ、という感じでうまく言えへんのやけど、ノスタルジックなアコースティック感が気持ちいいんです。何となくセピア色。
女性ヴォーカルの声も何やらルーズというか自由奔放というか。決まり事がなくゆったりした心地で聞ける大人の音楽。
このアルバムの中で一番好きなの曲が「ムーン イズ マイン」。お金も恋人もないけど夜空に浮かんでるあの月は私のもの、といううた。世の中いろんなことがあってくたびれてしまうけど、ふと見上げる月の美しさといったら。そして美しいと思える気持ち、これは何ものにも代え難い。そういう上質な精神を感じられる、味わい深くもご機嫌な音楽。秋の大人のミュ−ジックです。 |