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 秋は祭りの季節でもあります。とくに学生さんの祭り、学園祭は盛り上がりますよね。思い出せばいろんなことがあった。今じゃ自分が学祭に呼ばれて歌うようになりました。そんなわけで今週は学祭の秋!

 私は京都の龍谷大学の学生で、「フォークソング認定同好会黄色いトマト」なる音系サークルに入ってました。そこで先輩二人と「うららか」というバンドを組んだ。「うららか」のリーダー&真面目なサークル部員の私!
  そうなると年に一度の学祭は大忙し。教室ライブは他の学生達に見てもらえるチャンス! みんなで教室にPA機材を持ち込んだり、看板作ったり、黒カーテンを付けたり大わらわ。そんでいろいろ働きながら自分のライブの出番を待つ。友達呼んで、みんなが見守る中どきどきしながら歌う。
  窓の外はいろんなイベントや出店で人がごった返してわいわいがやがや。一方教室の中はまっくら・・・ギターがギュワーンと爆音で鳴っても何となく静か。この対比が印象的。まあずっと暗がりにいるのも何やし、合間ぬって友達となんか食べ行ったりして。
  そんなこんなで三日間の学祭もフィナーレ、お疲れ様打ち上げも盛り上がり、気が付いたらサークルは一つにまとまってる。ああ青春!

 京都は狭い市内に多くの大学があって学祭も様々。自転車でいろんな学祭に遊びに行ってました。学祭シーズンになると情報誌やタウン誌で学祭情報がばーっと載る。
「おお○○大学はスガシカオさん! あっちは山崎まさよしさんか〜行かにゃ!」
  とわっくわく。
定員オーバーで整理券もらえなかったりもするけど、一番思い出深いのが佛教大学で見たフィッシュマンズ。
「あ〜もう始まってる〜」と慌てて体育館の扉を開けたら、ただならぬ熱気。そこにはフィッシュマンズというバンドでしか作り出せない宇宙が広がっていた。あの空気感は忘れられません。
  同じ学生のライブもよく見に行ったなあ。自分と同じくらいの年の子が「オリジナルの曲作りました〜」と言ってライブしてるんには触発された。曲自体のクオリティはさておき、やっぱりオリジナルってことが重要。
「バンドやってんにゃったらオリジナル作らな!」と思い立ったのはこの頃、一回生の秋。熱い重い思いが生まれたのも学園祭やったりして。う〜む感慨深いぜ。

 さてさて、そんな私も嬉しい事に「うちの学園祭に来て!」とお誘いを受けるようになりました。学祭のライブは賑やかで楽しいものにしたい。だってあの雰囲気、お祭り気分よ〜く知ってるもの。
  去年は何とフィッシュマンズを見に行ったあの佛教大学に行ってきました。あのライブと同じ場所でやれるんや、と張り切っちゃいました。
  ライブ当日、学生スタッフさんが笑顔で、丁寧に迎えてくれた。みんな一生懸命で熱意が伝わってくる。頼もしいスタッフに支えられ、ライブ開始。体育館には後ろの方までいっぱいのお客さん。
「みんなはどんな人ですか〜?」と聞いてみたら、内外の学生さん、社会人、子供、おっちゃんおばちゃん・・・と様々。
  いろんな人が混じってお祭りライブ! 音楽をみんな一緒に楽しんでる時間ってほんと愛しいです。思いっきり歌ったライブ終了後、学生スタッフさんたちと記念写真をぱちり。みんなの顔があの頃の私とかぶって不思議な気持ちになりました。呼んでくれてありがとね。ビバ学園祭! 学生じゃなくっても祭りは続くのだ!!

<つじあやのプロフィール>
1978年生まれ、京都出身。ウクレレ弾き語りスタイルで注目を集め1999年メジャーデビュー。スタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌『風になる』のヒットなどで知られる。
つじあやのオフィシャルホームページ「うららかさん」
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/uraraka/


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