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迷って見つける恋するトキメキ


 秋になると京都に行きたくなる人々がいるらしい。私は京都人やからいつでも帰りたいんやけど(笑)、その訳を知りたくなった。いつも自転車で通り過ぎてしまうお寺や風景、何でわざわざ見に来はんにゃろう? 一体どんな魅力があるの? 地元の女友達とリュックしょってガイドブック片手にプチ京都観光行ってきました。

 普段は行かへん観光地らしいとこと言えば・・・やっぱお寺。訪れたのは清水寺の近くにある秀吉夫人ねねの寺・高台寺。
「お寺なんか久しぶりや〜」と寺へと続く石の階段を登る。やっぱり高台寺なのね・・・けっこう息が上がる。お寺の周辺は観光地らしい賑わいを見せつつ、どこか落ち着いた雰囲気。
  お寺に入るとまずお庭の美しさにうっとり。臥龍池という池が、まるで鏡のようにまだ青い紅葉を映してる。今年は10月21日から秋の夜間拝観が始まるんやけど、「あかい紅葉がライトアップされて夜の池に浮かぶ・・・それもいいなあ〜」と一人耽ってしまった。
  庭園から秀吉とねねの像が祀られている「霊屋」や茶席の「傘亭・時雨亭」を巡る。石の階段を登っていると、ふと眼下に京都の景色。高台ならではの静けさと、歴史の深さ。派手じゃないけど、京都の奥ゆかしさみたいなものを感じる事ができた。住み慣れた京都の、でもなかなか味わえないとっておきの時間でした。

 お寺を後にして向かったのは親子丼で有名な「ひさご」。実は昔「たまには名物でも」とガイドブック見て食べに来た事がある。高台寺の近くやし、店も改装したし久々に行ってみよ!と思いきや・・・ひや〜行列!
  みんな親子丼めがけて並んではる。う〜んいつもやったら諦めるけど今日は特別。並ぶ事30分・・・やっと店に入れて早速親子丼を注文・・・すると来た来たほわ〜とろ〜の親子丼! 湯気ほやほや! 山椒めっちゃいい香り!
「いっただっきま〜すっ」と大きな一口。
「おっやっぱうんめ〜!」卵がとろ〜、おだしの味がふわ〜、かしわ(鶏)が柔らか〜。ふりかかってる山椒がピリっ食欲をそそる。おいしくて一気に完食。初めて食べた友達も満足そう。これは並ぶ価値あり、諦めずに並ぶべし。だってこの一杯の親子丼に京都の味が詰まってるんやで!
  あ〜おいしかった。ちょっと遅めのお昼の後はゆっくりお散歩。祇園や四条をぶらぶらして甘味屋さんで休憩して気がついたらもう夕暮れ。鴨川で等間隔カップル眺めたら・・・本日のメインイベント! ギオンコーナーです!

 ギオンコーナーとは、茶道・琴・華道・雅楽・狂言・京舞・文楽7つの伝統芸能をダイジェストに鑑賞できる50分のショーのこと。祇園のヤサカ会館で毎日夜7時、8時からやっていてチケットは2800円。
  外国人に人気らしいけど、私らでもおもろいの? ちゃっかり一番前の席を陣取りショータイム! いきなり正面舞台横のミニステージで着物の人がお茶を立て始めた。「え〜こんな風に茶道なんて見た事ないっ!」
  茶道が終わると幕が上がり琴&華道。生お琴をBGMに花を活ける。「すごい・・・生や」。
  そして雅楽、狂言に続き舞妓(芸妓?)さんの京舞。おしろい+着物姿の舞妓さん・・・京都っぽいぜ。
  そして最後は三人の黒子が巧みに人形を操る文楽。お話は「八百屋お七」。お七の体が繊細に、かつ激しく動いて表情まで動いて見える。髪を振り乱したり、指を噛んだり、迫力あったなあ。文楽ってすごい。初めて見たけど感動しました。
  と、あっという間にショーは終わり。一つ一つが短いせいか全然飽きひんかった。いつも見るライブや演劇とは違う緊張感や面白さがあって大満足! 今度は文楽に行こう!
  ・・・そして女二人は京の夜に消えて行くのであった。
  もうずっと暮らして来た京都やのに、まだ知らない京都の顔、いっぱいあるんやな。今回の旅は相当な心と体のリフレッシュになりました。うん、確かに秋の京都はいい! 夜ご飯は予約しとこう! とくに祗園あたりは。

<つじあやのプロフィール>
1978年生まれ、京都出身。ウクレレ弾き語りスタイルで注目を集め1999年メジャーデビュー。スタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌『風になる』のヒットなどで知られる。
つじあやのオフィシャルホームページ「うららかさん」
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/uraraka/


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