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迷って見つける恋するトキメキ


 私つじあやのの新アルバム『CALENDAR CALENDAR』が11月23日にリリースされます! やった〜! 1年半かかりました。とっても嬉しいです。今週はこの作品がどんなアルバムなのかお話しします。

 『CALENDAR CALENDAR』は1年12ケ月のひと月ごとを歌にして12曲集めた、まさにカレンダーのようなアルバムです。この連載でも季節にこだわってお話をしてきました。
  そもそも何故季節にこだわったのか。それは一枚のアルバムとの出会いがきっかけ。大瀧詠一『ナイアガラ カレンダー』。大学の頃から聞き続けている彼の作品の中に、1月から12月までの季節を曲にしたこの名作があった。お正月やらバレンタインやら読書やら季節ごとの歌が一枚になってて「なんちゅうこと考えて作らはったんやろ、すごい! いつか私も自分なりのカレンダーを作ってみたい!」って思うようになったんです。
  でも思うだけでなかなか曲が出来ず構想だけがつもっていった。それが去年の夏、カバー集『COVER GIRL』を作り終え「何か新しい曲作りに挑戦しよう!」と思い立ち、作るなら今しかないと『CALENDAR CALENDAR』と向き合う事を決意したんです。

  さあ作るぞカレンダー! ・・・でもどんなカレンダー? 日本は四季の国。だから風景が移り変わり、行事もたくさんある。でもただその風景だけを描くんじゃなくて季節とともに変化する人の心を描いたらおもしろいんちゃう?
  桜が咲いてたくさんの人との出会いが生まれる4月。心はうきうきしてる。でも5月になったら、なんとなくもの憂い空気になってたり。6月の雨の時を過ごし、夏を迎えた恋人たちは盛り上がり・・・なんて風景とともに変わってくのと違うかな、人の心って。不思議やなあ。
  そこを歌にしたら、今までにない作品が作れるような気がする。そしてそんなアルバムを聞いたら最近見えにくくなった季節感をもっと楽しめるようになるんじゃないか。音楽と暮らしがつながるんじゃないか。
「よし!私にしか出来ひん”つじあやのカレンダー”を作るぞ!」。そんな風に曲作りが始まりました。ここから深〜い戦いが始まるのです!

 とはいうものの四季の違いは分かってても、案外ひと月ごとの違いって漠然としてたんですよ。例えば秋。「あれ秋って9、10、11月やんなあ・・・特別なんかあったけな、行事とか」。そう、なんとなくの秋、ではひと月ごとの違いは出ないのです。ちゃんと9月って分かる言葉や気持ち、アイテムがないと伝わらない。ここを掘り下げる作業が大変だったのです。でもこれこそがこの作品の醍醐味なんですよ。
  で、どうしたかというと、季語辞典やインターネットで調べる。季語、花、行事、そして過去の思い出や自分の気持ち。
そして・・・出来ました!9月はお月見のうた「月」。10月はちょっと寂しい秋の心を慰めるようなうた「愛していること」。11月は木枯らし舞う頃に”君”を想う「ゆびきり」。
  みんなが「あ〜そういやあんなこっとがあったなあ」って一年を振り返れるような12曲、そろえました。きっと一年の時の風景と気持ちの変化を感じられると思います。『CALENDAR CALENDAR』、ぜひ聞いてみてください。来週は全曲解説! お楽しみに!

<つじあやのプロフィール>
1978年生まれ、京都出身。ウクレレ弾き語りスタイルで注目を集め1999年メジャーデビュー。スタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌『風になる』のヒットなどで知られる。
つじあやのオフィシャルホームページ「うららかさん」
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/uraraka/


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