『CALENDAR CALENDAR』は1年12ケ月のひと月ごとを歌にして12曲集めた、まさにカレンダーのようなアルバムです。この連載でも季節にこだわってお話をしてきました。
そもそも何故季節にこだわったのか。それは一枚のアルバムとの出会いがきっかけ。大瀧詠一『ナイアガラ カレンダー』。大学の頃から聞き続けている彼の作品の中に、1月から12月までの季節を曲にしたこの名作があった。お正月やらバレンタインやら読書やら季節ごとの歌が一枚になってて「なんちゅうこと考えて作らはったんやろ、すごい! いつか私も自分なりのカレンダーを作ってみたい!」って思うようになったんです。
でも思うだけでなかなか曲が出来ず構想だけがつもっていった。それが去年の夏、カバー集『COVER GIRL』を作り終え「何か新しい曲作りに挑戦しよう!」と思い立ち、作るなら今しかないと『CALENDAR CALENDAR』と向き合う事を決意したんです。 |