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今年の私のテーマは、季節を感じながら歌を歌って行くこと。先月四月には「春風」を歌いました。じゃあ五月はどんな歌を歌うのでしょうか? |
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五月という季節のイメージは、ブルーです。あの晴れた空の色。切ないくらい青い色。そんな青空を見上げる私の心もブルー。この青空と心の対比を描いた「ブルー」という曲を作りました。
わくわくどきどきした始まりの季節を過ぎ、なんとなく間延びしたような時間が恋人たちにやって来ます。そこで困惑する“僕”は気まぐれで猫のような“君”にやきもきする。「ほんとに僕のこと好きなんかなあ?」。そんな問いかけを彼女にではなく、見上げる空に投げかけてしまう。愛しい人はすぐ隣にいるのに、何故か遠く感じてしまう。「何でこんなに空は青いの?」。誰よりも好きなのに自信が持てない僕。誰よりも好きでいてほしいのに。一体この恋はどうなってしまうんだろう? |
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予測不可能な恋の物語は意外にもアップテンポなリズムで紡がれます。不安な気持ちをバラードにではなくあえてポップなメロディにのせました。「まあでもきっと、何とかなるさ」って笑い飛ばせる能天気さというか、強さや自信を待たせたかったからです。
だるい時、つらい時、不安な時、それぞれに人はどんよりとした気分になってしまう。雨が降ったらしとしと。逆に晴れてたらそれはそれで恨めしい。なんていうふうに勝手なもの。 |
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でも落ち込んだら落ち込んだでしょうがない。無理に元気になんてならなくていい。自分の弱さを受け入れるのも、一つの強さ。そんな時は空を見上げて、お気に入りの歌でも口ずさんでみてください。悲しい悲しい歌ではなく、ちょっと楽しい歌。そしたら少し心が軽くなるかもしれません。
たとえばスピッツの「スパイダー」なんて素敵。坂本九の「上を向いて歩こう」なら夕暮れ時かな。 じゃあ、私、つじあやの曲だったら? それはもちろんこの「ブルー」です! |
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