昨年は歴史的な酷暑に!熱中症対策は夏前のスタートが肝心!?

昨年は歴史的な酷暑に!熱中症対策は夏前のスタートが肝心!?

全国各地で40℃を超えるなど、歴史的な酷暑だった昨年。熱中症対策の重要性を頭ではわかっていても、GWを控えたこの時期、「熱中症なんてまだまだ先の話」と思ってしまいがち。でも、熱中症対策は夏を迎える前にスタートするのがベストって知ってた? ノザキクリニック院長の野崎豊先生に、熱中症のメカニズムや対策法を教えてもらいました。ひどいときは命の危険すらある熱中症だから、まずはできることから始めてみよう。

更新日:2019/05/14

熱中症の危険を感じたことがある人は約4割!救急搬送された経験がある人も

熱中症にかかった・危険を感じたことがある人は約6割!救急搬送された経験がある人も

夏になるとテレビなどでも盛んに取り上げられる「熱中症」の話題。夏本番に先立ちオズモールが取ったアンケートによると、回答者の約6割が熱中症にかかったり、危険を感じたことがあるそう。なかには救急搬送されたり、医療機関で治療を受けたりと、深刻な状況に陥った人も!

熱中症対策を意識している人は、7月ごろからこまめな水分補給を心がけたり、エアコンを上手に活用したりして夏を乗り切っている人が多いみたい。とはいえ、そもそも熱中症の予防や対策を意識している人が約半数に留まり、全体として意識が高いとは言えない状況。

今年は冷夏との予報もあるけれど、いずれにしても体への負担が大きいこれからの季節。気温や湿度が上がり始める前に、熱中症の傾向と対策をチェックして。

熱中症が起きるメカニズムと注意したいポイント

熱中症が起きるメカニズムと注意したいポイントとは?

熱中症が起こるメカニズムは、体内の水分やミネラルバランスが崩れたり体温調整機能が狂うことで、体に熱がこもってしまうというもの。本来体内で発生した熱は、血液によって皮膚に集められることで体の外に放出されるけれど、水分やミネラルが不足して血液がドロドロ状態になると、血液の流れが悪くなって熱を放出できなくなるんだとか。熱中症は、軽いものではめまいや体のだるさ、ひどい時には痙攣や意識障害がおき、最悪命に危険が及ぶケースも。

体の熱を冷ますには汗をかくことも大事。ただし気温や湿度が高いときは、たくさんの汗をかいても熱を放出することができず、体の水分やミネラルはどんどん失われていってしまう。

熱中症は、真夏の炎天下だけでなく室内での活動中や夜間にもよく起こること。東京都福祉保健局によると、熱中症のほとんどが室内で起きているというから、充分に注意しておきたい。
また、高齢者や乳幼児が熱中症にかかる危険性が高いのはもちろんのこと、実は男性よりも女性のほうが熱中症になりやすいんだそう。筋肉は水分をためる役目も果たしているため、男性よりも筋肉量が少ない女性は脱水症状を起こしやすく、熱中症のリスクも高いと考えられている。

夏になってからでは遅い!?暑さに負けない体づくりのキーワードは”暑熱順化(しょねつじゅんか)”

夏になってからでは遅い!?暑さに負けない体づくりのキーワードは“暑熱順化(しょねつじゅんか)”

アンケートによると、梅雨が明けた7月ごろから熱中症を意識し始める人が半数以上。しかし熱中症対策は、本格的な夏を前に今からスタートすることが肝心なのだそう。

熱中症に負けない体づくりのための注目キーワードは“暑熱順化(しょねつじゅんか)”。だんだんと暑さに体を慣れさせて、暑さのピーク時にもきちんと体温調節ができる体をめざすというもの。ウォーキングやジョギングをしたり、お風呂に浸かったりして汗をかく習慣をつけ、汗腺を鍛えるのも暑熱順化の方法のひとつ。汗の質がベタベタからサラサラに変わり、高温多湿でも熱を発散しやすくなったり、必要なミネラルを体に残せるようになるという。

暑熱順化には数週間ほど期間が必要なので、早めに対策を始めるのがベスト。うっすら汗ばむ程度でOKだから、「帰り道は朝の1.5倍速で歩いてみる」など、できることから少しずつ、汗をかく習慣を取り入れていこう。

水分補給とミネラルの補給が一石二鳥!日本一暑い熊谷市も認める「麦茶」を飲もう

水分補給とミネラルの補給が一石二鳥!日本一暑い埼玉県熊谷市も認めるミネラル入り麦茶を飲んで熱中症対策

また、熱中症対策のために「こまめな水分補給」を心がけているとの回答は半数以上。一方で「塩分」「ミネラル」「バランスのよい食事」といった栄養面での意識はやや低い結果に。塩分や糖分が含まれるドリンクでも水分補給としては良いけれど、健康のためには過剰摂取にならないように注意が必要。
また熱中症になる前の体は、水分はもちろん、ミネラルが数日間かけて徐々に不足した状態になっていることがほとんど。汗をかく習慣づくりやこまめな水分補給にくわえて、ミネラルの補給も忘れずにしたい。

おすすめはミネラル入りの麦茶を飲んで、水分補給とミネラル補給を同時にかなえることなんだそう。ミネラル入り麦茶には血流改善効果や体温下降作用が認められているから、熱中症対策に効果的と言える。
また、麦茶は無糖でカロリーゼロだから、毎日の補給が肝心な日常生活での熱中症対策に取り入れやすい。カフェインゼロなので、子供からお年寄りまで時間を選ばずいつでも飲めるのも嬉しいポイント。さらに昨年、41.1℃の日本最高気温を記録した埼玉県熊谷市では、数年前から暑さ対策の公式飲料として認定しているというお墨付き。

一気にがぶ飲みするのではなく、1時間にコップ1杯程度を定期的に飲む“点滴飲み”を心がけて。一気に飲んでも体にうまく吸収されないんだそう。また、運動中など汗をたくさんかいているときは30分に1杯が目安。適度な発汗やミネラル入り麦茶を日常生活に取り入れて、この夏は暑さに負けずにお出かけしよう。

教えてくれた人

野崎豊さん

ノザキクリニック院長。日本小児学会専門医、認定産業医/日本体育協会 公認スポーツドクター 日本東洋医学会 代議員/漢方専門医/臨床内科医会専門。

【特集】プチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ

毎日がんばる働く女性にプチ不調や悩みはつきもの。そこでみんなが気になる健康法やグッズ、食材やドリンク、悩みの解決法やメカニズム、取り入れたい習慣などを専門家やプロのお話しとともにご紹介。自分のココロとカラダに向き合って、健やかに私らしく。オズモールはそんな“働く女性の保健室”のような存在をめざします

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アンケート/オズモール調べ 期間:2019/4/9~4/16、N=1059 一部複数回答可
WRITING/ATSUKO HABU

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