心地よい時間と特別な一杯に出会えるカフェへ。
厳選されたコーヒー豆や手作りのスイーツ、安らげる空間など、カフェ独自のこだわりを紹介。
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[左上]音楽が縁で知り合ったというおふたり。ぴったりのリズムでこまやかなサービスを提供してくれる[右上]バニラアイスとマリネしたグレープフルーツを添えた、フレンチトーストとコーヒー。セットで950円[左下]インテリアのアクセントにもなっているピアノ。プロのピアニストが演奏する歌声喫茶の開催も[右下]窓側のカウンターは京王井の頭線を間近に見られる特等席。電車好きの間で話題になっている
久我山駅から歩いてすぐ。京王井の頭線沿いに立つ「Cafe K」は、声楽家兼指揮者の草野一哉さんと美知子さん夫婦が4年前にオープン。シフォンケーキとコーヒーが評判のカフェは、ご夫婦のこまやかな感性とこだわりが反映されている。例えば、手作りのタルトケーキ。華やかな見た目は宝石のよう。店内のスピーカーから流れる音楽は、一哉さんがセレクトした耳なじみのよいもの。「ウォータードリッパーで水出しコーヒーを淹れるときに、ポタンポタンと滴る音が心地よいとお客様から評判なんです」と美知子さん。利用客に楽しんでほしいという思いとこだわりが細部まで行きわたっているけど、あくまでさりげない。そんな気配りが癒しの空間を作り出している。肩ひじ張らずにくつろげるカフェで、とことん羽を伸ばそう。
「贈り物でこちらの花束をいただいたことがあるのですが、フラワーアレンジメントがとても素敵なんです」。久我山商店街の一角に立つ花屋。店主・福島さんは大の野草好き。洋・和花を組み合わせた福島さんオリジナルの草盆栽が人気。
ニット教室をカフェで開催する美知子さんのお気に入りは、手作りホビー材料の大型専門店。「昨年11月に下北沢店がオープンしたんですよ。手芸をする者にとって夢のような場所。この糸でなにを編もうか。なんて考えていると時間を忘れてしまいます」。
杉並区善福寺にある東京女子大学の卒業生だという美知子さん。「おすすめは、正門から臨める景色。豊かな緑の中に、チェコ出身の建築家・アントニン・レーモンド氏が手掛けた本館が建っています。ステンドグラスを用いた窓の装飾などすべてが素敵なんです」。
撮影/大崎あゆみ 取材・文/PeaGreen(小竹あき)
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