和歌山県 水の国トリップ 〜清らかな水のきらめきに、心癒される旅〜
【イイトコドリップ Vol.33 和歌山】
和歌山「水の国」ってこんなところ
心洗われる、美しい「水」に
出会い、浸る旅へ
世界遺産の熊野古道で有名な和歌山県は、古くから「水の国」と呼ばれてきた。そんな豊かな森が今もなお残るからこそ、清らかな水にあふれている。山に降り注いだ雨は、森にはぐくまれて川となり、海となって、絶景、温泉、おいしいもの、アクティビティと、さまざまな楽しみや癒しをもたらす。「水の国」を旅して、ここだけの休日を。
<和歌山へのアクセス>
羽田空港より南紀白浜空港まで飛行機で約1時間10分。ただし1日の便数が少ないため、満席の際は関西国際空港へ(所要時間約1時間10分)。関空から和歌山県白浜までは車で約1時間40分。なお、和歌山の周遊は車が便利。
田中里奈さんが味わうのは、旬の温州みかんのタルト。カフェ・アマアイにて
【FOOD】豊かな自然にまつわる おいしいものめぐり
土地の恵みを生かした美味な店
祖父のパチンコ店をリノベーションした店内は、天井が高くゆったりした造り。アンティークチェアなどの家具も居心地のよさを生み出している。そんな空間では、旬のフルーツで作るタルトや、マグロを使ったごはんを。地元の食材を使ったメニューをおともに、のんびりとくつろいで。
(上)冬が旬の温州みかんの甘みと酸味が心地いい季節のタルト600円、ブレンドコーヒー450円(セットで200円引き)/(下)店内にはテーブルをゆったりとレイアウト
景勝地・恋人岬に立つカフェ
2016年9月にオープンしたオーシャンビューの絶景カフェ。白を基調にした空間は広々としていて開放感がたっぷり。大きな窓の向こうに海が広がり、いつまでも眺めていたくなる。フードは地元特産のイノブタを使ったパスタなどイタリアンが中心。スイーツも揃うので、旅の合間のひと休みに。
(左)すさみ町産イノブタを使ったボロネーゼ1000円。11:00〜14:00はスープ、パン、サラダ付き/(右上)眺めのいい店内/(右下)店で使っている南高梅のシロップ各700円はおみやげにも
常連客が集う居酒屋さん
創業から約25年、地元の常連客が集う居酒屋。お目当ては、その日に水揚げされた新鮮な海の幸。おいしいものだけを提供したいからと店主みずからが仕入れを担当。納得のいく魚がないときは無理に買い付けしないんだとか。そんな目利きの店主による、お造りや棒鮨などで、海の恵みを堪能したい。
(左)サバの棒鮨800円。ネタの状態で値段が変動する/(右上)日本有数の生マグロの水揚げ量を誇る那智勝浦。お造りにはその生マグロなどが。1300円程度〜/(右下)店主の大塚敏さんと娘の咲さん
地場産のフルーツ・野菜入りパン
紀州材の温もりにあふれる店内には、国産小麦と自家製発酵種さらに地元の水で作られるパンがずらり。ハード系から惣菜パン、おやつ系まで多彩に揃い、地場産のフルーツや野菜を取り入れたものも充実。どれも素材の持ち味がしっかりと活かされていて、土地の味覚を満喫させてくれる。
カフェではピザやサンドイッチがいただけるほか、1ドリンクオーダーでパンのイートインも可。どのパンから食べようかな…と迷うのも楽しい!
和歌山・イイトコドリップ/清らかな水のきらめきに、心癒される旅
【EXPERIENCE】水とたわむれ、水に潤う体験を
本州最南端の清流・古座川ではアクティブにカヌー体験! 川遊びができるほど流れが穏やかで、川底まで見えるくらい水が透き通っているから、ビギナーでも安心して挑戦を。地上からとは違う目線で水の美しさや自然の雄大さを体感できるはず。
【SPOT】聖なる水と、ここにしかない風景に会いに
水をテーマにした和歌山県の旅にやっぱり欠かせないのが、聖なる大滝・那智の滝。さらに大地から湧き出る天然温泉もまた水の恵み。水をめぐる旅の楽しみはまだまだ尽きない!
【SOUVENIR&HOTEL】編集部おすすめ、おみやげ&宿泊先
編集部がおすすめする、和歌山の水や自然を感じる、とっておきのおみやげ&宿泊先をご紹介。
Present
2016年9月にオープンしたオーシャンビューの絶景カフェ「BUSHDECOFFEE」。店内で使用されている南高梅のシロップ(梅、すもも梅の2種)をセットで2名様にプレゼント。
日本のイイトコドリップ
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- 撮影/森本絢 取材・文/中村美枝(ジャムセッション)