開聞岳のほど近く、鹿児島の南端にある指宿では、約300年も前から“砂むし湯治”がさかん。海岸に湧き出る高温の温泉で温まった砂を“砂かけさん”が手際よくかけてくれ、あっと言う間に顔だけが出ている状態に。この独特の姿はちょっと恥ずかしいけれど、砂の圧力が本当に心地良い。体のすみずみまで温まり、こわばった肩や腰がほぐれていく。すっきりしたら、天然水のサイダーで体を潤して。
ANAの「九州日和」ツアーポイントで入浴できる「砂むし温泉 砂楽」
指宿への行き帰りに立ち寄りたいグルメスポットが、鹿児島市内にある「城山観光ホテル」内の日本料理「滝の茶屋」。ANA「九州日和」ツアーポイントで「さつま黒豚しゃぶしゃぶ(写真は2人前)」を全5品の豪華コースでいただける。旨みたっぷりの黒豚を、地元産の新鮮な野菜とともに堪能しよう。雄大な桜島を正面に見渡せる絶好のロケーションにあるから、お腹を満たした後も敷地内を散策できてトクした気分に♪
神話のふるさと・霧島。美容通に知られる「さくらさくら温泉」をめざして車を進めると、硫黄の香りが漂ってくる。湯の華自体が泥という、珍しい源泉を持つこちらの名物“天然の泥パック”。人手で汲み上げた泥を肌に塗って10分乾かし、洗顔フォームや石けんで洗い流せば、驚くほどしっとりすべすべに。粒子が細かく、弱酸性の泥だから、お肌に負担をかけずに角質をオフできるのだそう。もちろん湯船に入っているのもミネラルたっぷりの泥湯。ゆっくり浸かって究極の美肌を手にいれて。
ANAの「九州日和」ツアーポイントで入浴できる「さくらさくら温泉」
霧島から足を伸ばして、天然の黒酢作りがさかんな福山へ。「黒酢本舗 桷志田(かくいだ)」では、ANA「九州日和」ツアーポイントで最高級の黒酢をたっぷり使用した「黒酢の酢豚コース(全11品)」がいただける。こちらの黒酢は、熟練の杜氏の手で江戸時代と変わらない製法で丁寧に作られたもの。良質な玄米と麹、湧水をひとつの壷に入れ、屋外でじっくり熟成すると、美肌成分のアミノ酸がたっぷり含まれ、まろやかですっきりした味になるのだそう。桜島を見渡せる眺望抜群のレストランで、美に磨きをかけて。
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世界でも貴重な、照葉樹の森に包まれた街、綾。湧水に恵まれたこの土地で、42年前から続く酒造メーカー・雲海酒造が運営するのが、酒蔵に隣接する複合施設「酒泉の杜」。この中にある「綾温泉 照葉の湯」では、こちらの銘酒「綾錦」を毎日たっぷり注がれるという酒風呂が楽しめる。ほんのり甘い香りのお湯に、10分ほど浸かるだけで体がぽかぽか温まってくる。体が温まったら、照葉樹の緑を存分に愛でられる露天風呂へ。大自然に抱かれているうちに、すっかりリラックスできるはず。
宮崎を代表するリゾート「フェニックス・シーガイア・リゾート」内の温泉施設「松泉宮」。地下1000mから湧き出た、弱アルカリ性の強食塩泉“美人の湯”を3タイプの浴場で堪能できる。中でも立ち寄りたいのは、施設を取り巻く美しい黒松林が目前に広がる大浴場「月読(つくよみ)」の露天風呂。6:00から開いているので、早起きして朝に入ってみて。聞こえてくるのは鳥のさえずりと波音だけ、という贅沢な湯浴みが堪能できる。宮崎特産・飫肥杉の下駄も付いたゆかたレンタル(1000円)で、旅情を楽しむひとときを過ごすのもいい。
ANAの「九州日和」ツアーポイントで入浴できる「松泉宮」
温泉を堪能した後は、宮崎県庁からもほど近い「ふるさと料理 杉の子」へ。ANA「九州日和」ツアーポイントで、えびの鶏を備長炭で香り高く焼き上げた炭火焼に、宮崎の郷土料理・冷や汁が付いた「えびの鶏炭火焼御膳」(全6品)をいただこう。焼き味噌の風味豊かなだし汁を、温かな麦ごはんにたっぷりかける冷や汁は、宮崎の野菜がたっぷり入って、ヘルシーなのに栄養満点。もともとは夏の季節料理だが、評判を聞いて訪れる客からのリクエストが多く、通年で提供しているというだけあって美味!
今回訪れたのは、南九州の鹿児島県と宮崎県。
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