結婚をイメージした恋愛がしたいけど、なにが正解なのかわからない・・・。そんな結婚適齢期を迎えた読者に贈る恋愛力講座「婚トレ☆ときめき女塾」。第2回となる今回のテーマは「彼が結婚したくなる方法」。前回に引き続き、塾長に4児の母でありモデルの堂珍敦子さんを、講師には精神科医の名越康文先生を迎えて、海を臨む結婚式場「Lumiamore ルミアモーレ」で開講しました!
- まずは、彼の理想の結婚像と結婚したい度をチェックする診断テストに回答。その後はテーブル対抗のクイズ大会に。「中世のウェディングドレスは何色?(正解はなんと黒! ※諸説あり)」「新郎のタキシード、いちばん人気は何色?(正解はシルバー)」など、ウェディングやドレスにまつわるクイズが出題され、会場は一気に大盛り上がり! ゲームを通して会話も弾み、リラックスしたムードでディナータイムに。新鮮な魚介類と彩り豊かな野菜を合わせた前菜に始まり、国産牛フィレ肉のステーキ、デザートのフレッシュマンゴーのムースまでを堪能。目にも鮮やかな料理に、カメラを取り出し撮影する塾生たちが多数! 豪華ディナーを味わいながらも真のメインは恋愛トークだったようで、各テーブルで会話に花が咲いていた。
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落ち着いたダイニングでディナーを満喫した後は、チャペルへ移動。吹き抜けの開放的な空間でトークショーがスタート! 4人のお子さんを育てながらモデルとして働く堂珍塾長はめざすべき先輩女性としての実体験から、精神科医の名越さんは豊富な臨床経験を活かした専門家の立場から、参加した塾生たちの悩みに回答してくれた。
寄せられた悩みの大半を占めたのが「彼が結婚に踏み込んでくれない」というもの。堂珍塾長は「男の人を変えたいと思うなら、まず自分自身を変えてみて」とアドバイス。「“愛している”と言って欲しいなら、言ってもらえる環境を作ること。例えば、毎日こころよく送り出し、ニコッと笑って出迎える。小さいことだけれど、積み重ねれば絶対に変わります」と太鼓判を押した。
名越先生は笑顔がカギになることを肯定しながら、コミュニケーションの根幹には怒りがあると説く。
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「赤ちゃんは泣き叫ぶ怒りで母親を動かし、食事やオムツ変えを要求する。人間は誰しも生後最初の3年は、それで意思を伝えていた。そのため、甘えたくなると幼児化してしまう。赤ちゃんと同じ“怒り”で感情を伝えようとするのです」。それゆえ、もっともケンカをする人間関係は心を許しあう恋人同士なんだそう。
続いて「いわゆる長い春。どうしたらいい?」という悩みには、「男にとって24時間自分のことを考えている人は母親である」という、ストレートな名越節が炸裂。少し距離を置き、彼を忘れるほど集中できる趣味を見つけること。結婚したいという意思を伝える際も、怒りではない感情をキープするようアドバイスが。怒りの感情が表れそうになった場合は「あなたがこう言ったから、私はこう寂しかった、こう傷ついた」と告げてみて。
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「結婚相手が彼でいいのかわからない」という質問には、名越先生が「ショックなら忘れてね」と前置きしながらも「運命の人がいるなんて、自分勝手な妄想!」とズバリ。「肝心なのは自分のあり方。ただし、その人の前にいるとステキな自分でいられるのが “いい相手”」と説明。誰もが抱いたことがあるだろう“私が○○してあげたのに、彼はどうして××してくれないの?”という発想は “彼は××してくれない!”という怒りから生まれているんだと解説してくれた。あなたにも思い当たる節はないだろうか?
堂珍塾長は「夫婦も子育ても基本的には“人付き合い”。思いどおりにいかないことが多いので、感情のコントロールが必要になりますね」と賛同。イライラしたときには「ま、いっか」と声に出す、冷静になってから考えを伝えるなど、日頃実践されている自制術を教えてくれた。
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トークの締めには「日本の平均的な男女はケンカだらけか、我慢を重ねて不満だらけのどちらか。だからこそ、今日1日だけは彼とどうやって楽しく過ごすかを考えて。それを毎日続ければ一生仲良くいられるでしょう?」と笑顔を見せた名越先生。結婚もあくまでその延長なのだろう。堂珍塾長も「毎日、自分で幸せを見つけながら笑顔で快適に過ごせるよう心掛けて」とにっこり。結婚したいと焦りイライラしている女性より、幸せの余裕を持って笑顔で過ごす女性の方が魅力的なのは確か。塾生たちの間にも、結婚したいと思われる自分になろう、という決意が生まれたようだった。
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結婚=幸せではない、自分の努力で幸せになるもの・・・そんな塾長&講師のメッセージを受け取った後は、結婚へのモチベーションを高めるウェディングドレスショーを。チャペルのバージンロードをランウェイ代わりに、最新のトレンドドレスをまとったモデルが登場すると会場はため息に包まれた。紹介されたドレスは全7タイプ。ショーをプロデュースしてくれたワタベウェディングでは、シルエットは裾がふわりと広がったプリンセスラインがいちばん人気なのだとか。また、デコルテを綺麗に見せるベアトップタイプも、多くの花嫁から支持されているそう。
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それぞれのドレスのイメージに合わせたBGMが流れるなか、塾生たちは思い思いにカメラを向けて撮影をしていた。熱心にメモをとる参加者も多く、塾生たちの真剣な心持ちが伝わってくるようだった。いつか、いや来年にでもこんなウェディングドレスを着られるように・・・今回の女塾が塾生たちみんなの婚トレ力アップに役立ったことを祈りたい。
左/昌子さん(30才) 右/桃李さん(27才)
- 名越先生の大ファンなんです! 優しい口調でズバッと言ってくれる話がとても参考になった。堂珍さんはメチャクチャ美人なのにすごく謙虚。ドレスは質感がわかるほど近くで見られて素敵でした。
- 最初は緊張していたのですが、みんな1人だし、テーブル対抗のクイズですぐ打ち解けられて安心しました。トークショーで聞けた男性側の率直な意見は勉強になりました。
左/舞乃さん(27才) 右/あらたさん(28才)
- 「結婚するなら、○○であれ」のようなお説教系の話かな、と思っていましたが、実際は自分と向き合う話が多くて、耳が痛いし心が痛い(笑)。料理はゴージャスですごく美味しかったし、大満足!
- 塾生のみんなは、悩みも一緒ですぐに仲良くなれました。トークショーでは漠然と思っていることを改めて指摘してもらえた感じ。その後のドレスショーでは、夢が膨らんでいい刺激になりました。