銀座のポーラ ミュージアム アネックスで「ブリリアント ノエル〜輝きのガラス〜」展を12月27日(日)まで開催中。“輝きのガラス”をテーマに、雪の結晶、雪景色などクリスマスらしいモチーフのものを中心に集合したガラス工芸は、19世紀ヨーロッパのアール・ヌーヴォー様式、日本の江戸切子、現代作家によるモダンアートなど、手法も作られた時代もさまざま。それらが一堂に会し、聖夜をイメージしてデコレーションされたムーディな展示室で、光をまとって煌めきあう姿は圧巻。ひとめ見た瞬間に作品の世界にひきこまれ、時を忘れて見入ってしまいそう。
今回は、エミール・ガレと並んで称されるドーム兄弟の作品もお目見え。色ガラスを何層にも重ねて動植物や昆虫を表現したまろやかな曲線と斬新なフォルムは、アール・ヌーヴォーの装飾美をそのまま体現した逸品。また、切子として世界で初めてコスメボトルに使われたポーラ創業80周年記念の「B.A.ザ クリーム 江戸切子」や、それを制作した江戸切子の若き匠の作品などもご紹介。光の反射を使ったインスタレーション作品を得意とする現代ガラス作家、田中香奈による聖夜をイメージした新作や、彼女の代表作「雨」も必見!
※写真は、ドーム兄弟《ヘレボルス文花器》1900年頃 ポーラ美術館蔵
「美容」「美術」「美食」の3つの美を磨けるポーラ銀座ビル。その1つ「美術」を担うポーラ ミュージアム アネックスは、気軽にアートを体験できるよう、すべての展示品を無料で公開。美しい芸術に出会い美意識と感性を高めることで、毎日の生活がよりいっそうイキイキするはず!
お問い合わせ/ポーラ ミュージアム アネックス
文/橋本裕美