歌舞伎座『芸術祭十月大歌舞伎』と懐石御膳ランチ

水の音が心地いい情緒あふれる和空間で
旬を味わう懐石御膳ランチに舌鼓

秋の芸術鑑賞にもってこいの歌舞伎座『芸術祭十月大歌舞伎』を楽しむ前に、赤羽橋のザ・プリンス パークタワー東京にある日本料理店「芝桜」で、日本の四季を実感するランチを。地下1階の店内に足を踏み入れると、窓の外に流れる滝が目に飛び込んでくる。心地いい水の音に癒されながら、風流な雰囲気が漂う空間の特別席へ。こちらでいただけるのは、選び抜いた食材を丁寧に調理した、繊細な味わいの料理が並ぶ懐石御膳のランチメニュー。一の膳には、いろどりよく盛り込まれた見た目もかわいい前菜、二の膳にはお造り、煮物、焼物、揚物などが綺麗に並び、ごはん、味噌汁、香の物、さらに甘味とコーヒーも付く贅沢なメニュー。美しい彩りの一品は料理長自らが選び抜いた全国の銘器に惜しげもなく盛られていて、その華やかな見た目にも心が奪われそう。月替わりで登場する、季節感たっぷりの日本料理を目と舌で存分に味わって。さらに、このプラン限定で特製お箸をプレゼント！ >>「芝桜」詳細

琴、三味線、胡弓の演奏にウットリ！
一度は見ておきたい玉三郎の有名な演目も

歌舞伎座『芸術祭十月大歌舞伎』（夜の部）では、玉三郎の有名な演目「壇浦兜軍記（だんのうらかぶとぐんき） 阿古屋」を上演。通称"琴責め"とも言われる「阿古屋」は琴、三味線、胡弓を演奏しながら、源頼朝の暗殺を狙う景清に思いを馳せるという心理描写の難しい舞台。その役に挑むのが、歌舞伎界を背負って立つ女形・坂東玉三郎。うっとりするほど美しい楽器の音色、華麗な見返り美人姿を舞台に映したような後ろ姿など、玉三郎の色艶、美しさをたっぷりと堪能できる。続いて、これもまた名作のひとつ「梅雨小袖昔八丈（つゆこそでむかしはちじょう）」通称「髪結新三（かみゆいしんざ）」は、主人公・新三の粋で格好いい姿と悪党ぶりが描かれた作品。名うての親分をやりこめながら、悪賢い大家にしてやられるなど見どころの連続で、新三役は今注目の若手・尾上松緑が演じる。歌舞伎ファンなら一度は見ておきたい貴重な公演をこの機会に！ >>『芸術祭十月大歌舞伎』公式HP

※写真の料理およびメニューは一例です。

【一の膳】
季節の前菜盛り合わせ
【二の膳】
お造り
煮物
焼物
揚物
【食事】
【デザート】
【コーヒー】
◆このプラン限定で、特製お箸をプレゼント！

>>料理の一例

歌舞伎の奥深さを改めて発見する
『芸術祭十月大歌舞伎』（夜の部）のあらすじ

「壇浦兜軍記（だんのうらかぶとぐんき） 阿古屋」
源頼朝の命を狙う悪七兵衛景清の行方を問い質すため、恋人である阿古屋（玉三郎）は秩父庄司重忠（菊之助）と岩永左衛門（亀三郎）らによる詮議を受ける。景清の行方を知らないという阿古屋を岩永は拷問に掛けようとするが、情け深い重忠は三曲を演奏させる。阿古屋が琴、三味線、胡弓を演奏すると、その乱れのない美しい音色から、重忠はその言葉に偽りは無いと判断し、阿古屋を解放するのだった。

「梅雨小袖昔八丈（つゆこそでむかしはちじょう）」　通称　「髪結新三（かみゆいしんざ）」
新三（松緑）は、白子屋の番頭忠七をそそのかして、店の娘のお熊を連れ去る。新三は、掛け合いにきた親分の弥太五郎源七を追い返すが、続いてやって来た家主の長兵衛には歯が立たず、30両と引き換えにお熊を手放すことに。しかし長兵衛は、新三をやり込めて15両と鰹を半分せしめる。やがて新三は、顔を潰された恨みから復讐の機会を狙っていた源七に待ち伏せをされて討たれてしまう。
>>『芸術祭十月大歌舞伎』公式HP