近代に花開いたパリジェンヌの姿にせまる展覧会「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」

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18世紀から20世紀にかけて、流行を生み出すファッショニスタや画家のミューズ、女流画家や女優など、その時代を象徴するような女性たちが生きたパリ。その多様な生き方は今なお、私たちの憧れ! そんなパリジェンヌたちにスポットを当てた展覧会が、世田谷美術館で開催される。アートやファッションの世界を華やかに彩った、彼女たちの魅力的な姿を観に行こう。

更新日:2017/12/04

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パリの女性を描いた絵画からドレスやポートレートまで、ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を展示

2018年1月13日(土)から4月1日(日)まで、世田谷美術館では「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」を開催。マネやルノアールなど印象派の巨匠たちが描いた女性像や女性芸術家による傑作などの絵画から、カルダンやバレンシアガの先進的なドレス、映画や舞台で活躍した女優のポートレートまで、アメリカ・ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を展示する。

展示は5章からなり、18世紀の「パリという舞台」や「日々の生活」、19世紀の「パリジェンヌの確立」や「芸術をとりまく環境」、20世紀の「モダン・シーン」など、時代に沿ってパリジェンヌたちの変遷が分かる構成になっている。

パリジェンヌ展 ドレスとアイロンをかける女

左:《ドレス(3つのパーツからなる)》1770年頃 The Elizabeth Day McCormick Collection 43.1643a-c 右:ルイ=レオポルド・ボワイ―《アイロンをかける若い女性》1800年頃 Charles H. Bayley Picture and Painting Fund 1983.10

写真の左は、18世紀に文化の中心となったパリで作られた華麗なドレス。当時は、個人の邸宅で女主人が文化人を集めるサロンを開いたり、舞台で使われたドレスや新しい髪型が流行したり、パリの女性たちが自ら輝き出した時代だった。美術の世界では母親、召使い、未亡人など、さまざまな女性の姿が描かれるようになる。右の絵は若い召使いの女性がアイロンをかける姿で、そのまなざしはどこか誘惑的。

19世紀にはパリジェンヌが海を越えて憧れの存在に。そしてパリの芸術界で活躍する女性たちも

19世紀半ばにナポレオン3世の時代が始まると、パリの近代化が加速。人々はウィンドウショッピングを楽しむようになり、ドレスやバッグなど流行のスタイルに身を包んだ女性たちの姿が広告や雑誌でも広まっていったそう。この頃になると「パリジェンヌ」について書いた本も出版されて、当時のパリの流行は海の向こうのアメリカまで伝わり、「パリジェンヌ」は憧れの対象に。

左の絵は一見するとエレガントなパリジェンヌだけど、実はアメリカ・ボストン社交界で当時著名だった女主人がモデル。ドレスもアメリカ製ながら、フランスの人気デザイナーの作品をヒントにしているという。右は、ナポレオン3世妃で社交界のファッションリーダーだったウジェニー妃の専属デザイナー、シャルル・フレデリック・ウォルトの店のドレス。ウォルトは、パリに高級仕立て屋を開業し、店員に見本のドレスを着せて客に選ばせるという、オートクチュールの販売方法を誕生させた。

パリジェンヌ展  インチズ夫人とドレス

左:ジョン・シンガー・サージェント《チャールズ・E. インチズ夫人(ルイーズ・ポメロイ)》1887年 Anonymous gift in memory of Mrs. Charles Inches' daughter, Louise Brimmer Inches Seton 1991.926 右:シャルル・フレデリック・ウォルト ウォルト社のためのデザイン《ドレス(5つのパーツからなる)》1870年頃 Gift of Lois Adams Goldstone 2002.696.1, 3-5

美術界でも印象派などの新しい動きが起こり、女性はモデルや芸術家のミューズとしてだけでなく、画家としても才能を開花させていく。写真左は、フランス近代絵画の巨匠・マネが描いたもの。モデルを務めたのはマネのお気に入りモデル、ヴィクトリーヌ・ムーランで、彼女は後に画家としても活躍したそう。また、右の絵はプロの芸術家として活躍したカサットの作品。国立の美術学校がまだ女性に門戸を閉ざしていた時代に、アメリカからパリに渡って成功したカサットもまた、多くのパリジェンヌたちを描いた女流画家のひとり。

パリジェンヌ展 マネ作品とカサット作品

左:エドゥアール・マネ《街の歌い手》1862年頃 Bequest of Sarah Choate Sears in memory of her husband, Joshua Montgomery Sears 66.304 右:メアリー・スティーヴンソン・カサット《縞模様のソファで読書するダフィー夫人》1876年 Bequest of John T. Spaulding 48.523

女性がさらに輝き始めた20世紀。時代をリードするパリジェンヌに美しい生き方のヒントを学ぼう

1900年のパリ万国博覧会の前後には、ミュージックホールやキャバレーが続々と開店し、歌手やダンサーとして女性が活躍。さらに仕事やスポーツなど社会の中で自分を表現する女性も増えて、「パリジェンヌ」は20世紀芸術のアイコンとして時代をリードする存在に。左の、第二次世界大戦後に撮影されたパリジェンヌのみずみずしいファッション写真や、右の、1960年代の宇宙時代の幕開けにふさわしい斬新なピエール・カルダンのミニドレスを見ると、ずっと時代の先端を彩ってきたことが分かる。

時代ごとに輝きを放ち、今でも私たちを魅了するパリジェンヌの美意識とライフスタイル。憧れながら、お手本にしながら、美しい生き方のヒントを見つけてみては?

パリジェンヌ展 バルテ・パリとカルダンのドレス

左:レギーナ・レラング《バルテ、パリ》1955年 Gift of Leon and Michaela Constantiner 2010.429 Münchner Stadtmuseum, Sammlung Fotografie, Archiv Relang  右:ピエール・カルダン《ドレス》1965年頃 Joyce Arnold Rusoff Fund 1998.436

Photographs(C)Museum of Fine Arts, Boston

「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」の招待券を5組10名様にプレゼント

【応募方法】
① OZmall東京体験公式Twitterアカウント「@OZmall_TOKYOex」をフォローしてください。
② 下記の「Twitterで応募する」ボタンからツイートしてください。
【応募期間】
2017年12月4日(月)10:00~12月11日(月)09:59まで
※上記期間以降の応募に関しましては抽選の対象外となります。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

【注意事項】
プレゼントにご応募される前に、下記【プレゼント応募条件】【当選者への通知・お願いについて】をよくお読みいただき、同意のうえ、ご応募いただきますようお願い申し上げます。
【プレゼント応募条件】
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ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち

外観

TEL: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都世田谷区砧公園1-2 世田谷美術館
アクセス:東急田園都市線「用賀駅」より美術館行バス「美術館」下車で徒歩3分、小田急線「千歳船橋駅」より田園調布駅行バス「美術館入口」下車で徒歩5分、東横線「田園調布駅」より千歳船橋行バス「美術館入口」下車で徒歩5分

会期:2018年1月13日(土)~4月1日(日)
開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日
※2月12日(月・振替休日)は開館、翌13日(火)は休館
観覧料(前売):一般1500(1300)円、65歳以上1200(1000)円、大高生900(700)円、中小生500(300)円

NAOKO YOSHIDA (はちどり)

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