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【エンタメ】 本屋さん

人間関係がスムーズに!? 処世術を学べる文芸書をブックコンシェルジュがセレクト

2015年1月24日(土)時計アイコン22:00コメント 054

人間関係がスムーズに!? 処世術を学べる文芸書をブックコンシェルジュがセレクト

絶妙な“褒め”でコミュニケーションを円滑にする方法を伝授する深夜ドラマ『太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~』が、“人間関係で悩んだときに案外使える”と深夜枠ドラマファンの間で話題に。そこで、大人の知的好奇心を刺激する書籍と遊び心を刺激する雑貨を揃える「マルノウチリーディングスタイル」の北田さんに、人間関係で悩んだときに読むと改善へのヒントが見つかる文芸書を教えてもらった。ビジネス書では決して身に付かない、私だけの処世術を見つけてみて。

猫が人間を手玉にとる術で、主導権を握る方法を学ぶ!

ある日、編集者のもとへ原稿が届けられた。解読不能の不思議な原稿、それはなんと猫が描いた、全国の猫のためのマニュアル“快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか”だった。

「猫の視点から書かれた“人間のしつけ方”の仕方がわかる物語。思いのままに人を操る術を猫から学ぶことができます」

立場が弱くてもやり方によっては、自分の思い通りに人生を歩むことができると感じられる一冊。猫の手を借りて、賢く立ち回る術を学んでみて。

『猫語の教科書』/ポール・ギャリコ著、灰島かり訳、スザンヌ・サース写真/ちくま文庫/626円

相手を味方に付ける方法がわかる!

小説『楢山節考』で審査員の心を揺さぶり、中央公論新人賞を受賞し、文壇デビューを飾った著者。畏敬する正宗白鳥、武田泰淳、井伏鱒二ら作家たちとの交流を綴る。生涯を自然流ひょうひょうと生きた異才の考え方が透けて見えてくる、抱腹絶倒ものの日記。

「千差万別な人々の誰からも好かれようと思ったら、相手にこびることなく、自分を大きく見せることでもなく、自分を卑下したりせず、自然体でいるのがいちばん・・・と思わせてくれる一冊。素直な姿勢でありのまま相手にぶつかれば、案外良好な人間関係が築けるのかもしれません」

『言わなければよかったのに日記』/深沢七郎著/中公文庫/679円

嫌なものの見方を変えることで、人生が楽しくなる術がわかる!

「恋愛小説なのですが、主人公の朝子と会社のお局・日野さんのやりとりを読むと、人間関係のヒントを見つけられると思います。嫌味を言われても『友達との会話のネタになる』と楽しそうに受け流している朝子の性格が素敵。自分が苦手な人でも主人公のように接することができれば、職場の人間関係で悩むことが、なくなるかもしれないですね」

謎の男・麦に瞬く間に恋に落ちた朝子。しかし、その男は姿を消してしまう。3年後、引っ越し先で、麦そっくりな男性と出会う。10年という長期間の恋を描き、野間文芸新人賞に輝いた恋愛小説。
                
『寝ても覚めても』/柴崎友香著/河出文庫/799円

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