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【エンタメ】 本屋さん

恋愛感度を上げる! ビター&スイートな物語をブックコンシェルジュが指南

2015年1月31日(土)時計アイコン22:00コメント 039

恋愛感度を上げる! ビター&スイートな物語をブックコンシェルジュが指南

女性から好きな人に思いを伝えられる、スペシャルなイベント“バレンタインデー”まであと少し。そこで、チョコレートのようにビター&スイートな恋愛を描いた小説を、書籍と文具を取り揃えた「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」の文芸担当・岩渕さんに教えてもらった。恋物語の主人公になった気分でラブストーリーにどっぷりつかって、年に1度のイベントまでに恋愛感度を上げてみては?

彼と出会えた奇蹟に感謝したくなる

霊能者の祖母が遺した予言通り、インドから来た青年・ハチとめぐり会った主人公の私は、彼の最後の恋人になった。運命に導かれた2人の出会いと別れを描く奇跡の物語。表紙に使用されている、若木信吾さんの写真の折り込みも素敵。

「恋愛は奇跡だと思うんです。好きという気持ちと、タイミングや状況など、いろいろな偶然が重なって初めてできるもの。そんな“そのとき”にしかできない、珠玉なときを刻んだ切ない恋愛が描かれている。好きという気持ちと彼との出会いを大切に感じられる、そんな小説です」

『ハチ公の最後の恋人』吉本ばなな著/中公文庫/494円

ビター&スイートな恋愛を知る

「自由気ままで奔放な主人公のゆりちゃんも、彼女を温かく包み込むロバートも、本当にかわいらしい。ゆりちゃんはロバートに対して無理難題を突き付けるけど、すべて受け入れられると不安になってしまう。こんな恋愛に潜むさまざま矛盾には考えさせられます。それと同時に、世間体を気にせず2人だけの世界に没頭できる関係性をうらやましくも思える。ほかの人が見えなくなるほどの恋愛って素敵ですよね」

天涯孤独のお金持ちでキュートなわがまま娘・ゆりと、体は大きいけれど恐がりで心の優しい黒人米兵・ロバート。傍から見るとバカップル。そんな2人のラブラブな生活を描いた短編集。おかざき真里による解説付き。

『ラビット病』山田詠美著/集英社文庫/518円

だめんずの気持ちを知りたいときに

歌人でありエッセイストでもある著者が描いた、甘美で危険な純愛詩集。

「ベッドの中で菓子パンを食べることが大好きと公言する、残念だけれども愛すべき男性・穂村さんが、失恋したときの自身の恋愛を振り返って綴った詩集です。出会いから別れまでを、みずみずしい文体で綴っています。なかには『男って本当に女々しい!』と感じる詩があったりする(笑)。でもそんな部分も愛おしく感じられるんですよね。“ダメなところも愛して”と口に出して言えずに、詩にして表現する穂村さんみたいなタイプと恋がしたくなる、そんな1冊です」
                
『求愛瞳孔反射』穂村弘著/河出文庫/508円

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