教科書で見たあの絵も!神聖ローマ皇帝やダリを虜にした謎解きのようなアート展

「アルチンボルド展」

16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍したジュゼッペ・アルチンボルド。

更新日:2017/07/09

あまたの花や、野菜の組み合わせによって人の顔を描いた『四季』シリーズは、一見ファンタジーのようでいて、実は当時の自然科学の最先端の研究が表現されている。まるで奇想と知、驚きと論理がクロスする謎解きのよう。それでいて教科書にものっている上下絵『庭師/野菜』のように、誰もが楽しめる奥深いワールドをどっぷりと堪能して。

ハプスブルク家の宮廷画家アルチンボルド。実は宮廷のアートディレクターとしても活躍

自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されたアルチンボルド。宮廷の祝祭イベントでは、衣装、舞踏会、騎馬試合の演出家としても活躍した。本展では騎馬試合のために描いた数々の素描も展示。約100点が集結する日本で初めての本格的な展覧会ゆえお楽しみに!

「アルチンボルド展」

観て楽しく、知っておもしろい!花、野菜、魚をモティーフに描いた顔の謎とは?

借用が困難なことで知られるアルチンボルドの油彩。本展では代表作『春』『夏』『秋』『冬』に加え、『四大元素』シリーズも奇跡の大集結。シュールかつユーモアの宿る寄せ絵は、実は自然科学、観相学、古代の文学といった“知”と芸術の融合でもあり、皇帝を讃える意図も込められている。技、発想、知・・・思考のラビリンスのようなアートは一見の価値アリ。

「アルチンボルド展」

「アルチンボルド」展チケットと、OZ限定!三ツ星シェフのアートランチ

「アルチンボルド展」

特別ポスター(非売品)のプレゼントや特別ランチを楽しめるのはオズモールだけ!

OZ限定で、鑑賞チケットとセットで南仏星付き本店のスペシャリテが味わえる、丸ビル35階の名店「サンス・エ・サヴール」で優雅なランチプランをご用意。
「アルチンボルド」をイメージした前菜とデザートが入る特別コースは、思わず写真を撮りたくなる出来栄え! アートキュレーターの林綾野さんが監修したメニューには、トマトやニンジンなど野菜を用いてリアルに再現した『庭師/野菜』も登場。
ランチ後は、上野・国立西洋美術館で開催中の「アルチンボルド展」へ。宮廷画家、演出家として活躍した奇才のアートを堪能して。

※記事は2017年7月9日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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