国立劇場3月歌舞伎公演「増補忠臣蔵」「梅雨小袖昔八丈」

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更新日:2018/01/18

尾上菊之助の通称「髪結新三」&上演が珍しい裏・忠臣蔵など見どころ満載の2演目

今回上演するのは、「仮名手本忠臣蔵」の裏話となる「増補忠臣蔵」(ぞうほちゅうしんぐら)と、主人公の名前から通称「髪結新三」(かみゆいしんざ)と呼ばれている「梅雨小袖昔八丈」(つゆこそでむかしはちじょう)の2演目。2018年大河ドラマに出演予定の尾上菊之助が演じる髪結新三は、いなせな風情と小気味の良い悪党ぶりが魅力。「増補忠臣蔵」では、短気で荒々しい桃井若狭之助を中村鴈治郎が演じる。見どころ続きの2本に、今回は季節限定のお弁当と、平日限定で貴重なバックステージツアー付きのプランをご用意。うららかな春の日に、お花見気分を楽しみながら日本の伝統芸能に触れる和の一日を過ごして。

プラン一覧

平日限定バックステージツアー&OZ限定のお弁当付き

プラン

■1人9800円(税込)
(通常9800円の1等A席鑑賞チケットにOZ予約特典のお弁当をご用意)

見どころ

見どころ

いわゆる裏・忠臣蔵!めったに上演されない貴重な演目「増補忠臣蔵」

有名な「仮名手本忠臣蔵」の本編には描かれなかった部分を補う形で取り上げた物語が、この「本蔵下屋敷」。三段目・松の間の後、九段目・山科閑居に至るまでの加古川本蔵行国を中心に書かれている。中村鴈治郎が演じる、短気で荒々しい桃井若狭之助のせりふ「未来で忠義を尽くしてくれよ」ほか、大向こうのタイミングが見どころ。めったに上演されない貴重な演目は一見の価値あり!

見どころ

尾上菊之助演じる髪結新三が粋でいなせ!傘づくしの名ぜりふも有名な「梅雨小袖昔八丈」

尾上菊之助が演じる主人公・新三の粋でいなせな風情と悪党ぶりが、江戸の市井の風俗描写の中で生き生きと描かれている作品。「永代橋の場」で、七五調のリズムの中に傘に関連する言葉が散りばめられている長ぜりふが有名。さらに初鰹に大金を払う新三の気風のよさ、名うての親分を威勢よくやりこめた新三が老獪な大家にやり込められるおもしろさなど見どころが連続。歌舞伎初心者でも飽きずに鑑賞できるはず。

「増補忠臣蔵―本蔵下屋敷―」

あらすじ

「増補忠臣蔵―本蔵下屋敷―」
塩冶判官は殿中で刃傷事件を起こしたが、本蔵に抱き留められたので高師直を討ち果たすことができなかった。刃傷事件後、本蔵の主君・若狭之助は「へつらい武士」と呼ばれることになった原因を本蔵に問い詰める。一方、若狭之助の供をしてきた井浪伴左衛門は、下屋敷に預かりの身となった若狭之助の妹・三千歳姫への横恋慕や若狭之助の暗殺を企んでいた。若狭之助は、本蔵が由良之助に討たれて死ぬ覚悟をしていることを察し、虚無僧姿への変装を勧め、師直邸の絵図面を渡すと、本蔵は由良之助が住む山科へと旅立っていく。

「梅雨小袖昔八丈―髪結新三―」
材木問屋白子屋の娘お熊と手代の忠七は恋仲。お熊に婿入りの縁談話が持ち上がり、廻り(出張専門)の髪結い新三は忠七にお熊との駆け落ちをそそのかす。新三は、お熊を自分の長屋へ送り込むと、連れ出した忠七を傘で打ち据えて置き去りにする。新三は忠七を利用してお熊を誘拐し、身代金を得ようと企んでいた。絶望して身投げしようとした忠七を引き留めたのが、弥太五郎源七。白子屋から預かった金でお熊の引き取りを新三に掛け合うが、はねつけられる。新三に面目を潰された源七は、後日、新三を待ち受け、二人は果し合いに及ぶ。

公演データ

会場

国立劇場 大劇場

日程

2018/3/3(土)~2018/3/27(火)

チケット通常価格

1等A席9800円/1等B席6400円/2等A席4900円/2等B席2700円/3等席1800円

キャスト

中村 鴈治郎
尾上 菊之助
ほか

会場住所

東京都千代田区隼町4-1

会場アクセス

東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」6番出口(エレベーター、エスカレーターあり)・1番出口から徒歩5分
有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」4番出口から徒歩8分

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※記事は2018年1月18日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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