作家たちが愛する伝統の味に感動! わざわざ食べに行きたい正統派の朝ごはん
2015年1月18日(日)22:00コメント 084

朝の楽しみといえば、なんといっても朝ごはん。焼きたてのパン、彩り豊かなサンドイッチはもちろん、正統派の和食など、わざわざ食べに行きたいお店の朝ごはんをピックアップ! 今回は、御茶ノ水の「てんぷらと和食 山の上」をご紹介。
川端康成など名だたる作家が定宿にし、文化人のホテルと称される「山の上ホテル」。江戸前天ぷらと季節の和食がいただけるホテル内のレストラン「山の上」は池波正太郎のエッセイにもたびたび登場する名店。古きよき伝統を守り続ける職人技と空気感、プチホテルならではのあたたかなもてなしで緊張せずに過ごせるのも魅力だ。
朝メニューのこだわりここにあり。
「てんぷらと和食 山の上」の朝ごはん

豆皿や小鉢に盛られたおかずが10品、そしてごはんと味噌汁、香の物。ここまで品数が増えたのは、お店の常連客だった作家、池波正太郎の「量は少しでいいので、いろいろ食べたい」というご意見を反映したもの。食材も味付けも1品1品かぶらないよう気遣っているので、栄養バランスも抜群に。「『朝ごはんは大事!』とおっしゃる先生のご意見がおいしく形になった朝ごはん、品数が多くても上品な薄味なので、ほどよくごはんが進みますよ」。池波先生の直筆の手紙などが飾られる店内では、名物のちりめん山椒煮を200g3240円で販売。自宅朝ごはんのおともや手みやげに人気。
日本人でよかったと思う
正統派の朝ごはん

全13品の朝食は2613円
上)だしをきかせた、しっとりやわらかな玉子焼と、鮭や鯵など鮮度のいい魚を干した築地の上等の干物 左下)少し水を控えめにプリッと炊いた新潟県魚沼産のコシヒカリは、もちもちしているのに軽い食べ心地。ごはんはおかゆに変更できる 右下)自家製のぬか床で漬けた香の物

左上)上品な薄味仕立ての名物・ちりめん山椒煮は、白いごはんをこよなくおいしくする立役者 右上)ほうれん草や小松菜など季節の青菜のおひたし 左下)辛すぎない無着色の明太子で、プチプチの粒感が美味 右下)オリジナルの合わせ味噌で作った赤出し

左上)新潟産の細もずくを使った、のど越しのいいもずく酢 右上)切り干し大根やひじきなど、しみじみおいしい乾物の惣菜 左下)舌にやさしく、彩りも美しい季節の煮物 右下)厚みがあってパリパリ香ばしい焼きのり