使い道さまざま。鰹節専門店「にんべん」が教えてくれる、かつお節の上手な使い方

和食の基本のひとつでもある「だし」をひくうえで、欠かすことができない素材は“かつお節”。今回は、2019年で創業320周年を迎えた鰹節専門店「にんべん」の広報・八重野のぞみさんに、かつお節だしのひき方や、かつお節の種類・おすすめの使い方などについて教えてもらった。

更新日:2019/10/21

実はとってもカンタン!かつお節だしのひき方

にんべんは1699年の創業以来、320年続く鰹節の専門店。本物の味を伝えたいというコンセプトをもとにさまざまな商品を開発していて、人気商品の「つゆの素」は発売55周年、小分けにパックされたかつお節「フレッシュパック」は発売50周年を迎えた。

「にんべんでは、時代や生活スタイルの変化に合わせて、つゆの素やフレッシュパックなど、素材にこだわりながらも便利な商品を発売してきました。けれど、かつては家庭でも本節を削り器で削ってお料理に使っていたんです」と八重野さん。手軽なだしパックも人気だけれど、一度はだしをひいてみてほしいと言う。

「実はだしをひくのってすごくカンタンなんです。お鍋でお湯を沸騰させたら、火を止めかつお節を入れて1分間待つだけ。決してかき混ぜたりしないでください。1リットルのお湯に対してかつお節は3%の30gが目安です」(八重野さん)

だしをひいたり、料理のトッピングなど、かつお節の使い道はいろいろ

一般にかつお節といっても、削り方によって形状が異なり、使い道もさまざま。どのタイプをどう使えばいいかわからないという人もいるのでは? そこで八重野さんに、タイプ別かつお節のおすすめの使い方を教えてもらった。

「まず、写真左上の『厚削り』は、そばつゆなど、少し濃いめな深みのあるだしをひきたいときにおすすめ。ラーメンのスープに使われることも多いです。中央上の『平削り』は、だしをひいたり、お味噌汁など汁物のトッピングにおすすめ。かつお節のいい香りが広がります。右上の『糸削り』は、繊細で見栄えがすることから、数の子やおひたしなどのトッピングにぴったり。料亭などでもよく使われていますね。そして左下の『ソフト削り』は、小分けタイプのものによく見られるかつお節。だしをひくのはもちろん、和え物などいろいろなお料理に使える万能アイテムです。最後に右下の『削り粉』は、鰹節を削った際に出る粉末。ごはんに混ぜたり、お茶用のパックに入れて手軽に自家製だしパックを作ったりと、使い道が豊富です。ぜひいろいろ試してかつお節をお楽しみください」(八重野さん)

左/本枯鰹節薫る味だし(かつおと昆布) 540円、中央/本枯鰹節白だし 特撰 540円、右/だしあわせ・美味しあわせ かつお節 各540円

八重野さんおすすめ!ギフトにも喜ばれるにんべんのだし3選

「私のお気に入りは、写真左の、プロの料理人も認める本格的な味わいの味付きだしパック『薫る味だし(かつおと昆布)』。個包装なので使いやすく、袋を破って炒飯などの調味料にも使えます。また、写真中央の、本枯鰹節やそうだかつお節、有機大豆の白醤油などを使用した『白だし 特撰』もおすすめです。お吸い物や茶碗蒸しのほか、浅漬けにしたり、お醤油代わりに使うこともできるんです。写真右の、薫る味だしと飲むおだしがセットになったボックスの『だしあわせ かつお節』は、ちょっとしたギフトにも、引き出物などのブライダルにもおすすめです。個包装タイプで少しずつ入っているので、だしを試してみたい方のご自分用にも」(八重野さん)

にんべん 日本橋本店

COREDO室町1に構える「にんべん 日本橋本店」では、かつお節を使ったさまざまな商品に加え、削りたての本枯鰹節も販売。併設の「日本橋だし場」は、だしのスタンディングバー。香り高いかつお節だしが1杯100円で楽しめるほか、かつぶしめしや月替わりのだしスープ、お惣菜なども楽しめる。

電話番号
0332410968 0332410968
住所
東京都中央区日本橋室町2-2-1
COREDO室町1・1階
営業時間
10:00~20:00(日本橋だし場 ~19:00)
交通アクセス
地下鉄銀座線・半蔵門線「三越前駅」A6出口より1分
JR総武快速線「新日本橋駅」A6出口より1分
ホームページ
にんべん日本橋本店

【特集】おうちで楽しむ、カンタン和ごはん

【特集】おうちで楽しむ、カンタン和ごはん

さまざまな食材が旬を迎え、新米が出回る秋。おいしいお米を楽しむなら、やっぱり和ごはん。身近なおにぎりをはじめ、お米や味噌汁、だしなど、プロや専門家による、和食をもっと手軽に、おいしく楽しめる方法をお届け!

PHOTO/MIHARU KIMURA WRITING/MINORI KASAI

  • LINEで送る