新潟で“アートと山菜”をテーマに春の里山を楽しむ「大地の芸術祭の里」

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長い冬が続く雪国・新潟の越後妻有(えちごつまり)では、春の訪れとともに里山の自然をいかした芸術祭が開催される。ゴールデンウィークは里の人たちと一緒に春を喜びながら、ここにしかない“アートと山菜”の魅力を満喫してみては?

更新日:2017/04/05

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世界最大級の国際芸術祭が行われるアートの里山で「もう一度見たい名作展」

2017年4月29日(土・祝)から5月7日(日)まで、越後妻有(新潟県十日町市・津南町)では、春を祝うイベント「大地の芸術祭の里 越後妻有2017春」を開催する。越後妻有までは東京から上越新幹線の越後湯沢経由で1時間50分と、思いのほか行きやすい。

会場となる越後妻有には6つのエリアがあり、廃校になった小学校を再生した美術館や棚田を使ったアートなどが点在。ゆったりした時間の中で、各エリアのさまざまな展示を見たり、イベントに参加することができる。

越後妻有は里山の暮らしが今も豊かに残る地域ながら、2000年から3年に一度「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」という世界最大級の国際芸術祭を開催している場所。これまでに700組以上の作家が参加し、今では200点近い作品がこの地で常設展示されているとか。

そんな作品の中から、今ではもう展示されていないけれど「もう一度見たい!」と要望が多かった作品を集めた企画展が、4月29日(土・祝)から7月2日(日)まで越後妻有里山現代美術館「キナーレ」で開催。作品は以前とは場所を変えて再現される。

キナーレ 044アキリザン01kura

アルフレド&イザベル・アキリザン「ドリーム・ブランケット・プロジェクト」(2006年)
photo by 池田晶紀

写真の作品は、数々の国際展でも活躍するフィリピン出身のアーティスト、アルフレド&イザベル・アキリザンの「ドリーム・ブランケット・プロジェクト」。

作者のアキリザン夫妻は集落の家を訪問して、そこに住む人々と話してまわったという。提供してもらい、すき間なく積み重ねられた毛布からは、人々の語る夢が聞こえるよう。

次回2018年の芸術祭から新作を先行公開。木造小学校を改造した会場は宿泊もOK

今回は2018年に7回目の開催となる芸術祭から、新作を先行公開する企画展も開催される。

作品は、地上からも地下からも見られる金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」などで知られる、現代美術家のレアンドロ・エルリッヒの「Lost Garden」。窓からのぞくと、思いがけない場所に自分の姿が見えて、確かめようと自然に体が動いてしまうという不思議なアートになっている。視覚のトリックを使った面白さを体感して。

会場は、木造校舎を改築した三省(さんしょう)ハウスの中にあるギャラリーで、この三省ハウスには宿泊もできるそう。このほかにもアーティストの滞在もできるアート作品「オーストラリア・ハウス」など、ユニークな作品兼宿泊施設があるので、興味があればHPから申し込みを。

「lost Garden」

Lost Garden (2009)variable dimensions metal structure, bricks, windows, mirrors, fluorescent lights and artificial plants MOLAA, Long Beach, California, US (C) Jon Endow, courtesy of Leandro Erlich Studio

新緑の秘境を歩く春の山菜トレッキング!山菜ビュッフェランチも最高

里山の緑を満喫したいなら、アウトドアシューズブランド「KEEN」のトレッキングシューズを履いて、伝統的な猟師であるマタギの里・秋山郷を歩くイベントもおすすめ。春の息吹を感じられる自然豊かなコースを、ビュッフェランチを楽しみながら満喫できる。

4月30日(日)に開催される「春の山菜トレッキング」は、体験料や食事代などで一人3500円。要予約なので、気になったらHPからすぐに予約を。

「シューズは無料レンタル可能なので、手ぶらでも参加できます。初心者の方でも大丈夫ですよ。最後の秘境と言われ、マタギ文化の残る秘境の原風景は圧巻ですし、ふきのとうやこごみの天ぷらや煮物など、大自然の中で味わう山菜ビュッフェは最高です!」と広報担当の山口さん。

山菜ビュッフェ

ずらりと並んだ色とりどりの山菜ビュッフェランチ!(昨年の様子)photo by Osamu Nakamura

古民家や桜の下で満喫する山菜料理も。多彩な体験ができる唯一の里山へ出かけよう

また、山菜をメインに楽しみたいときは、古民家を再生した施設「うぶすなの家」で4月29日(土・祝)に行われる「春の山菜御膳と願入を楽しむ会」(料金2500円・30食限定)へ。ふきのとう、ぜんまい、うどなどの山菜採りをした後で、地元のお母さんたちの手料理がいただけるそう。予約もできるけれど、当日定員に達していなければ飛び込みでも大丈夫だという。

ほかにも、5月3日(木・祝)には自分で採った山菜を調理して桜の下で食べる「さくらプロジェクトお花見」(2000円)、5月4日(金)、5日(金・祝)には山菜を販売する「春の山菜まつり」など、山菜のイベントも盛りだくさん。

世界的なアートにふれたり、緑の中をトレッキングしたり、春の山菜を堪能したり。自然の中でこれほど多彩な体験ができる里山は、ほかにないかも。長いゴールデンウィークのお休みに、ここなら1泊の気軽なプチトリップでいろんなことが楽しめそう。

山菜御膳

うぶすなの家「山菜御膳」2500円(入館料込み)・30食限定 (イメージ)

「大地の芸術祭」の里 越後妻有2017春

かたくりの宿

TEL.025-761-7767「大地の芸術祭の里」総合案内所
新潟県十日町市本町6 越後妻有里山現代美術館「キナーレ」ほか
アクセス:
電車/東京駅から上越新幹線「越後湯沢駅」~北越急行ほくほく線「十日町駅」(約1時間50分)
高速バス/「池袋駅」東口⇔六日町I.C. (約3時間、1日16往復、六日町I.C. 降車場から六日町駅まで徒歩20~30分、路線バス約8分)

開催期間:2017年4月29日(土・祝)~5月7日(日)
■「もう一度見たい名作展」
会場:越後妻有里山現代美術館「キナーレ」
開催日時:4月29日(土・祝)~7月2日(日)10:00~17:00
入館料:一般800円(常設展含む) ※水曜休み
■大地の芸術祭2018新作先行公開/レアンドロ・エルリッヒ「Lost Garden」
会場:三省ハウスギャラリー
開催日時:4月29日(土・祝)~5/7(日)10:00~16:00(最終入館15:30)
料金:一般500円
■KEENと歩くマタギの里・秋山郷 春の山菜トレッキング!
会場:秋山郷周辺
開催日時:4月30日(日)10:00~15:15
料金:一般3500円、中学生以下2000円(体験料、食事代、保険代)
申し込み方法:大地の芸術祭の里HPより要予約
■「うぶすなの家 春の山菜御膳と願入を楽しむ会」
会場:うぶすなの家
開催日時:4月29日(土・祝)11:00~14:00
料金:一律2500円(30食限定、入館料・昼食代込)
申し込み方法:大地の芸術祭の里HPより予約・30名限定 
※定員に達していない場合、当日参加もOK

※画像は宿泊施設のひとつ「秋山郷結東温泉 かたくりの宿」

NAOKO YOSHIDA (はちどり)

気ままに「町」「旅」へ。ゴールデンウィークのおでかけ2017

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