産後の抜け毛の原因とは?皮膚科の先生に聞いた産後の抜け毛のケア方法や対策を紹介!

産後に増えた抜け毛に悩んでいる人や、出産を控えていて、抜け毛が起きるかもしれないと悩んでいる人も多いのでは。そこで今回は、「やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院」の院長、宇井千穂先生に、産後の抜け毛の原因やケア方法を教えていただきました。編集部おすすめのアイテムや産後の抜け毛にまつわるQ&Aも紹介するので、悩んでいる人はチェックしてみて。

更新日:2021/03/12

今回お話を聞いたのは・・・やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 宇井千穂先生

1969年生まれ。1990年準ミス日本受賞。全日空客室乗務員を経て、北里大学医学部を卒業し、現在、皮膚科医、美容皮膚科医として、秋葉原駅近くにある「やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院」の院長を勤めている。皮膚科医としては、活性酸素とSODの研究による天然の治療薬を使い、アトピーを中心とした皮膚疾患を、美容皮膚科として美の研究も行い医療を提供している。web雑誌での連載やサプリメント、化粧品の監修など、多方面で活躍中。 病気を診るだけでなく、1人の人間として患者さんに携わっていける医師を目指している。先天性異常である18トリソミーやダウン症などの患者さんを取り巻く環境も考え、偏見をもたれやすい疾患に対しての活動も行う。

1.産後の抜け毛が起きる原因とは?

1-1.出産によるホルモンバランスの乱れ

妊娠中は、女性ホルモンのエストロゲン、プロゲステロンの2種類がどちらも増加するため抜け毛が起こりにくくなる。しかし、産後は毛髪成長に関係するエストロゲンが急減。この症状を「分娩後脱毛症」と呼んでいる。増加した量が元に戻り、妊娠中の分を含めてまとめて抜けるため、一時的に抜け毛が目立ちやすくなる。

抜け毛がひどいと不安に感じる人もいるが、一般的には出産後1~2年経てば落ち着くので、抜け毛の量も元に戻るのがほとんど。

1-2.育児や体調の変化によるストレス

ストレスは体に悪影響を及ぼし、頭皮や髪の毛にも間接的に影響する可能性が。妊娠後や出産後には生活環境が一変するため、ストレスを感じる人が多く、抜け毛につながってしまうことも。

また、昼夜を問わず赤ちゃんの世話をしなければならず、十分な睡眠時間が取れなかったりぐっすり眠れなかったりして、疲労がたまるケースも。その結果としてヘアサイクルが正常に保てなくなり、薄毛や抜け毛につながる場合もある。

2.産後の抜け毛が続く期間やピークは?

2-1.産後の抜け毛が続く期間

産後の抜け毛は1~2年ほど続くことが多いとされているが、なかにはまったく抜け毛がない人も。原因となるホルモンバランスや体調、体質などが原因で、個人差があるため、必ず抜け毛が起こるというわけではない。

2-2.産後の抜け毛のピーク

人によって異なるが、産後2~6カ月頃が抜け毛のピークとされている。自分だけではないことや、事前に知識を身に着けていれば不安になることも少ない。抜け毛が気になり、ストレスを抱えてしまうのもよくないので、抜け毛が落ち着くのを待ってみて。

3.家庭でもできる産後の抜け毛のケア方法や対策

3-1.タンパク質などの不足しがちな栄養分を摂取する

育児をしていると、食事の時間が不規則になったり偏った食事になったりすることも多いはず。栄養が十分に摂取できていないと、髪の毛の成長に関わる栄養が送られず、抜け毛につながる可能性がある。

とくに妊娠中は良質なタンパク質をとるとよいと言われているが、基本的にはバランスよく食事することが重要。産後の抜け毛が気になる人は、無理のない範囲で食事に気を付けてみて。

3-2.十分な睡眠をとる

昼間は活動し、夜は睡眠をとって体と脳をしっかりと休ませ、生活サイクルを整えることが重要。産後は赤ちゃんの世話でなかなか難しいかもしれないが、短い時間で質のよい睡眠をとることも心がけてみて。周りのサポートなどを得て、できるだけ眠るようにしよう。

極度の睡眠不足によるストレスが原因となり、一時的な薄毛や抜け毛が起きる場合も。睡眠時間は7時間程度が基準とされているが、適切な睡眠時間は人によって異なる。自分に合った睡眠量をとるように心がけたい。

3-3.軽い運動を取り入れる

健康的な毛髪を育むためには、血液で栄養を髪まで運ぶことが必要。運動をして血行を促進すれば、健やかな髪に。人によって適切なペースが異なるため、無理のない範囲で運動することが大切。週2回、15分程度でもいいので、ウォーキングなどの運動を取り入れてみて。

また、血行を促進するという意味では頭皮マッサージも有効的。ただしやりすぎはよくないので、適度な回数と強さでマッサージすること。シャンプーのついでにする程度で十分で、1日に1~2分程実践するのがおすすめ。

3-4.ストレスを発散する

育児や体調の変化によるストレスは、抜け毛や薄毛につながることがあるため、適度にストレスを発散することが大切。

短期間で毛髪が抜けて地肌が見えるようになった場合や、抜けたところから髪が生えてこない場合は、円形脱毛症の可能性も。そうなる前に、自分に合った方法で定期的にストレスを発散して、ストレスをため込まないように心がけて。

3-5.頭皮に合ったヘアケアをする

産後は、頭皮を含めて肌はとてもデリケート。つまりアレルギーが出やすい状態なので、産後だからと新しいシャンプーやヘアケア剤を使うのはあまり好ましくない。なるべく使い慣れていて、自分の頭皮に合ったアイテムを使ってみて。

また紫外線を浴びると頭皮の乾燥を招くことがあるので、帽子や日傘で防ぐことがおすすめ。ドライヤーの熱が乾燥につながることもあるので、高温で長時間あてないように注意し、わずかに湿気が残っているくらいで終えよう。

さらに、頭皮の保湿力を高めるアイテムとして育毛剤を活用するのもおすすめ。髪を生やすものではないが、頭皮の乾燥を防いで健やかに整える目的で使うとよい。頭皮に合わないとかぶれてしまうこともあるので、自分に合った育毛剤を探してみて。

レコメンドアイテム

抜け毛、髪のボリュームが気になりだしたら「セグレタ 育毛スプレー ボリュームケア」

独自開発成分の「t-フラバノン(※1)」が毛根に直接作用。髪を根元から太く長く育て、コシのある抜けにくい髪に。さらに生薬「センブリエキス(※2)」が地肌の血行を促進し、抜け毛を予防してくれる。炭酸(※3)ジェットスプレーだからトップにもサイドにも髪全体につけやすい。
抜け毛・ボリュームが気になる女性におすすめのアイテム。

※1 トランス-3,4’-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン
※2 スエルチアマリンKI
※3 炭酸ガス(噴射剤)

3-6.髪の毛に負担をかけないヘアスタイルをする

髪の毛をきつく縛るポニーテールなどのヘアスタイルは、頭皮の同じ場所に負担がかり、血行不良につながる。その結果、抜け毛の原因になることがある。またヘアゴムやヘアピン、ウィッグなどの物理的な力も負荷になるので、同じ髪形を続けないよう気を付けたい。

分け目を変える、髪を結ばないダウンスタイルを取り入れるなど、長い間同じヘアスタイルにしないように注意しよう。

4.編集部おすすめアイテム

セグレタ

【薬用】育毛スプレーボリュームケア

170g 2750(Amazon)円

おすすめポイント

・独自開発成分「t-フラバノン(※1)」をはじめとする3種類の有効成分配合
・使うたび、髪を根元から太く長く育てる
・トップにもサイドにも髪全体につけやすい炭酸(※2)ジェットスプレー

シャンプーなどでもおなじみのセグレタから発売されている育毛剤。抜け毛・髪のボリュームが気になる人におすすめ。

独自開発成分「t-フラバノン(※1)」が、毛根に直接作用。髪の成長サイクルを改善し、根元から太く長く育て、コシのある抜けにくい髪に。生薬「センブリエキス(※3)」が、地肌の血行を促進し、抜け毛を予防。

地肌にジュワッと届く、爽快な炭酸ガス(※2)スプレータイプ。
華やかなアロマティックフローラルの香り。

※1 トランス-3,4’-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン
※2 炭酸ガス(噴射剤)
※3 スエルチアマリンKI

アンファー

スカルプD ボーテ メディカルエストロジー スカルプセラム

80ml 7945円

おすすめポイント

・女性ホルモン「エチニルエストラジオール」をはじめ、3種類の有効成分配合
・30種の天然由来成分、「豆乳発酵液(ソイセラム)」配合
・6つの無添加

美しい黒髪を維持したいなら、スカルプDの育毛剤を要チェック。女性ホルモン成分「エチニルエストラジオール」や、頭皮環境を整える「グリチルリチン酸ジカリウム」など、3種類の育毛有効成分を配合している。

また、「アシタバ抽出液」「米抽出物加水分解液V」といった30種類の天然由来成分、「豆乳発酵液(ソイセラム)」を湿潤剤として配合している。

さらにシリコン、合成着色料、鉱物油など、6つの成分は無添加。同シリーズのシャンプーは育毛剤の浸透を妨げる汚れを洗浄するため、育毛剤とのライン使いがおすすめ。

資生堂

ザ ・ヘアケア アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス

180g 7700円

おすすめポイント

・独自の薬用有効成分「アデノシン」配合
・頭皮に潤いを与える保湿成分配合
・キューティクルも補修して、美しい髪へ

女性の抜け毛・薄毛の悩みをサポートする女性用薬用育毛剤。独自の薬用有効成分「アデノシン」がを配合し、健やかな髪と頭皮をめざせる。

また、アンズ果汁由来の保湿成分「APコンプレックス」や、「アシタバエキス」「ジプロピレングリコール」などを由来とした保湿成分「AGコンプレックスⅡ」などを配合。頭皮に潤いを与え、健やかに整える。

さらに、髪のキューティクルを補修する「オノニスエキス」を配合。頭皮だけでなく髪のケアもしたい人におすすめ。

5.産後の抜け毛にまつわるQ&A

母乳で育てていることと抜け毛は関係があるの?

産後の抜け毛にもっとも関係するのは女性ホルモンだと考えられるが、母乳で赤ちゃんを育てているからといって、女性ホルモンの分泌量が変わるわけではない。そのため、母乳で育てていることと産後の抜け毛は関係ないと言える。

出産直後より数カ月経った後に抜け毛がひどくなるのはなぜ?

産後の抜け毛の原因となる女性ホルモンの乱れや体調には、タイミングや程度、期間に個人差がある。産後しばらく経ってから女性ホルモンが乱れるケースも。そのため、産後にすぐ毛髪が抜け始める人もいれば、半年後にひどくなる人もいる。

抜け毛と同時にフケがひどいときの対策法は?

抜け毛には乾性のものと湿性のものがあり、乾性だとフケが生じやすく、湿性だと起きづらい傾向にある。つまり抜け毛とフケが同時に起きているということは、頭皮が乾燥している証拠。まずは頭皮の保湿を心がけよう。

今回お話を聞いたのは・・・やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 宇井千穂先生

1969年生まれ。1990年準ミス日本受賞。全日空客室乗務員を経て、北里大学医学部を卒業し、現在、皮膚科医、美容皮膚科医として、秋葉原駅近くにある「やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院」の院長を勤めている。皮膚科医としては、活性酸素とSODの研究による天然の治療薬を使い、アトピーを中心とした皮膚疾患を、美容皮膚科として美の研究も行い医療を提供している。web雑誌での連載やサプリメント、化粧品の監修など、多方面で活躍中。 病気を診るだけでなく、1人の人間として患者さんに携わっていける医師を目指している。先天性異常である18トリソミーやダウン症などの患者さんを取り巻く環境も考え、偏見をもたれやすい疾患に対しての活動も行う。

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