フェムテック&フェムケアで私たちの生活はどう変わる?【わたしの保健室】

生理痛のメカニズムや解消法って?体質改善や効果的なツボも紹介【働く女性の保健室】

最近目にすることが多くなってきた「フェムテック」や「フェムケア」という言葉。フェムテックとは女性の健康問題を解決するためのテクノロジー、フェムケアとは女性の健康問題をケアする製品やサービスをさすもの。おすすめ商品やみんなのお悩み事などをチェック。

更新日:2022/05/13

フェムテック認知調査

オズモール読者に聞いた「フェムテック」認知度調査
アンケート:オズモール調べ 2022/1/18~25 N=896

フェムテック認知度

現状のフェムテック&フェムケア利用は月経管理アプリや布ナプキンなどが中心

女性の健康に関して、近年のトレンドのひとつと言えるフェムテックやフェムケア。オズモールのアンケートでは、「フェムテックという言葉自体を知らない」という人が65.0%、「言葉は聞いたことがあるが内容がよくわからない」が20.1%、「内容をある程度知っている」という人と「内容を人に説明できる」という人があわせて15.0%と、現時点ではまだ認知が広がりつつある最中という感じ。

フェムテックやフェムケアには、“生理の管理やケア”“女性ホルモンのチェックや症状のケア”“妊活や不妊治療の支援”“妊娠中や産後のケア”“性や生殖に関する健康”などのジャンルがあるのだそう。こうした商品やサービスのうちでオズモール読者が利用したことがあるものは、「月経管理アプリ」が最も多くて17.4%。次いで「布ナプキン」が7.6%、「オーガニックナプキン」が6.7%。やはり、生理に関する商品やサービスの利用が多いみたい。

フェムテックでどんな悩みを解決したいかという質問についても、「生理痛やPMSを管理したい」(みかんさん/32歳・会社員)、「生理期間を気分的にラクに過ごしたい」(momomoさん/33歳・会社員)など、生理の管理やケアに関する回答が多数。そのほか「更年期障害の兆候やその症状をやわらげる方法が知りたい」(Fuさん/39歳・会社員)などの更年期対策や、「妊娠しやすい体づくり」(こんさん/34歳・公務員)といった妊活・不妊ケアにも、多くの関心が寄せられていた。

そもそも「フェムテック」って?

生理痛はなしか、あっても軽度なのが正常!

日常生活のなかで不調対策ができるのがフェムテック&フェムケアの魅力

そもそもフェムテック(Femtech)とは、「Female(女性)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、2013年にドイツで生まれた考え方。そしてフェムケア(Femcare)は「Female」と「care(ケア)」を組み合わせた造語で、どちらも社会で活躍する女性を支援するために広がっていった動きなのだそう。

「女性の活躍が増える一方で、生理にともなう不調によって仕事に支障をきたしてしまう、育児や不妊治療によって仕事を続けられないといった女性特有の悩みが表面化してきた一面があります。しかし、生理や女性ホルモンなどの影響で『調子が悪いな』と思っても、よほど症状が強くない限りなかなか病院には行きにくいと感じる女性も多いようです。そうした女性の不調対策を日常生活のなかでサポートするものとして、フェムテックやフェムケアを役立てていただけたらと思います」(柴田さん)

確かに、生理周期や排卵日を予測する月経管理アプリ、シリコンのカップを腟の中に入れて月経血をためる月経カップ、月経血を吸収する機能を備えた吸水ショーツなどは、女性ならではの健康問題の解決に大いに役立ちそう。フェムテックやフェムケアの技術はどんどん進化していて、将来的には日常生活のなかで病気や体調の異変を早期に発見できるようになったり、自宅で簡単な検査や診察が受けられるようになったりと、より健康的で快適な生活を送れるようになる可能性があるのだと、柴田さん。

その一方で、フェムテックのひとつとしてセルフプレジャーグッズが取り上げられることも多いけれど、フェムテックの考え方とどう結びつくものなの?

「フェムテックやフェムケアには、“性や生殖に関する健康”という考え方もあります。これには“性行動を健康に保つこと”や、“性の快楽を自分で楽しむこと”も含まれており、それらが体や心の健康にもつながっていくのです。生理にともなう痛みやつらさなどの不調が改善されることと同じくらい“性や生殖に関する健康”も重要なので、悩んでいる方は、ぜひ一度産婦人科にも相談してください」(柴田さん)

監修:淀川キリスト教病院産婦人科医長 柴田綾子さん

フェムテック&フェムケア関連アイテム

吸水ショーツで生理をラクに、快適に過ごす

ナプキンやタンポンなしで生理期間を過ごせると話題の吸水ショーツ。メリットや使い方について産婦人科医の先生が詳しく解説。

監修:産婦人科医 宋美玄さん

注目吸水ショーツ3ブランドインタビュー

気になってはいても、まだまだ試していない人も多いのが現状。そこで今回は、注目吸水ショーツ3ブランドを立ち上げた3人の女性に、女性のネガティブな1週間からの解放への思いも含めて聞いてみた。

腟トレの効果やメリットは? 健康になるって本当?

ここ数年、「腟トレ」という言葉があちこちで聞かれるように。腟のトレーニングやケアをすることで健康に良い影響がある? 

監修:産婦人科医 宋美玄さん

フェムテックについて学ぼう

OZmall限定「フェムテックアンバサダー(日本フェムテック協会認定資格3級)」にチャレンジ!

日本フェムテック協会とオズモールがコラボレーションして、オリジナルの認定テストを制作。ぜひこれをきっかけに自分の体の知識を得ながら、アンバサダーにチャレンジしてみて!

デリケートゾーンケア

間違ったケアで症状が悪化することも。デリケートゾーンの正しいお手入れ法

ニオイやかゆみ、黒ずみ、毛の濃さ・・・、人には相談しにくい体の悩みといえば、デリケートゾーンの悩み。誰かと比べにくい部位でもあるため、もんもんと1人で悩み続けているという人もいるのでは? デリケートゾーンの正しいお手入れ法をご紹介。

監修:婦人科医 上田弥生さん

【医師が解説】VIO脱毛やデリケートゾーンのケア、医学的に見たその重要性とは?

以前に比べて、オープンに語られることが増えてきたデリケートゾーンの話。最近はVIO脱毛をする人が増えていたり、デリケートゾーン専用のコスメを見かけることが多くなったりしているけれど、医学的に見てその必要性や重要性はどんなものなのか詳しく聞いてみた。

監修:産婦人科医 柴田綾子さん

もしかして病気?デリケートゾーンのニオイや生理のお悩み

人に相談しにくいデリケートなお悩みについて、医師や歯科医など専門家からの的確なアドバイスを聞いていく「夜の保健室」の総集編。今回はデリケートゾーンのニオイやかゆみ、おりものや生理について、婦人科の先生に聞いてみた。「膣内の洗浄はNG」「おりものは多少多くてもOK」など、気になる回答をチェックして。

監修:婦人科医 中村はるねさん

【人気のデリケートゾーンの黒ずみケアアイテムランキング13選】メラニンの生成を抑制する市販アイテム

下着の摩擦や年齢を重ねることによってVIO、脇などのデリケートゾーンの黒ずみが気になり始めたと悩んでいる人も多いのでは。そんなときは、効果的な成分を配合しているアイテムで、黒ずみをケアすることが大切。そこで今回は、オズモールがおすすめするデリケートゾーンの黒ずみケアアイテム13選をランキング形式でご紹介。

おすすめのデリケートゾーンケアアイテム3選

デリケートゾーンは、生理時の経血をはじめ、おりもの、汗などが付着し、湿度も高いので雑菌が増えやすい環境。また、膣内の善玉菌がストレスや疲労で減ってしまうことも、膣内の環境が悪化し、不調を呼ぶ原因にもなるそう。最近では専用ケアアイテムが続々登場! 上手にケアして、快適な毎日に。

フェムテック&フェムケアの現状

安全性や信頼性、個人情報の取り扱いをしっかり確認して利用しよう

フェムテックやフェムケアは世界的なトレンドであり、新しい技術もどんどん開発されているとか。この動きがいち早く始まった海外のフェムテックのなかには、たまった月経血の量と色の分析や基礎体温の測定などができる月経カップ、付着した月経血で子宮頸がんや性感染症の検査ができる生理ナプキン状のパッド、微弱の電気刺激によって生理痛を緩和するウエアラブルデバイス(装着型の機器)といったものまで登場しているのだそう(いずれも日本では未発売)。

「日本は世界に比べてやや数は少ないものの、経済産業省がフェムテックやフェムケアの実証事業を支援してます。オンラインによる不妊治療支援や働く更年期女性のキャリアを支援する相談窓口事業など、さまざまなサービスが登場しています」(柴田さん)

女性のライフステージ全般に関わるからこそ、フェムテックやフェムケアの種類はとても幅広く、今後もさまざまなサービスや商品が登場してくるはず。そうした新しいフェムテックやフェムケアを取り入れる際には、どんなことに注意したらいいの?

「まずは、安全性や信頼性について、メーカーのホームページなどを見てよく確認することが大切です。医療製品の安全性は、研究や試験などの科学的根拠にもとづいていなければなりません。口コミは科学的根拠とは言えないので、口コミ情報での宣伝や効果をうたっている製品やサービスは慎重に検討すべきでしょう。また、アプリなどの利用ではデリケートな個人情報が取り扱われる場合があります。プライバシーがしっかり守られているかどうか、事前によく確認することが大切です。そして、フェムテックやフェムケアばかりに頼りすぎず、不調が改善されないときは婦人科に相談してください」(柴田さん)

私たちの生活をどんどん快適に変えてくれそうな、フェムテックやフェムケア。安全性や信頼性に十分注意したうえで、積極的に活用してみよう。

監修:淀川キリスト教病院産婦人科医長 柴田綾子さん

生理をもっと快適に!新しい生理用品

欧米ではもはや当たり前!?“第三の生理用品”とも呼ばれる月経カップ

“第三の生理用品”として話題を集めている月経カップ。医療用のシリコンや樹脂で作られたカップ状の生理用品で、タンポンと同じように膣内に装着してカップ内に経血をためるもの。洗って繰り返し使うことができるほか、経血が空気に触れないので臭いが気にならず、ナプキンによるかぶれやかゆみなどのトラブルの心配が少ない。

ゴミが出ないから地球環境にやさしく、正しくお手入れすれば10年近く使えるため、お財布に優しい点も月経カップの魅力。装着感がほとんどないから、生理中も快適に生活できるとして、現在では欧米を中心に、世界40カ国で使われているという。アメリカ生まれの月経カップ「エヴァカップ」を販売する株式会社インテグロの代表取締役・神林美帆さんに、そんな月経カップについて教えていただきました。

読者のコメント

・メルーナカップを使ってます!温泉やプールなど、今までだったら生理で出来なかったことも出来るようになるし、ムレ・におい・かゆみとも無縁。QOLめっちゃ上がりました。(タナーさん)
・月経カップ使ったことあります。お風呂でも漏れないので安心して湯船に浸かれます。小さいサイズからはじめるのが良いかと思います。(ataさん)
・経血量が数値化して具体的にわかるの良いですね具体的な分、量の変化でよりいち早く自身の体調状態に気づくきっかけになりそうです(くみさん)

本当に安心?どんな人に向いてる?婦人科医に聞く月経カップのこと

においがしない、繰り返し使えるから経済的、肌トラブルが防げるなど、メリットが多い月経カップ。婦人科医としてはカップに目盛りがついているので、経血量が把握できる点がメリットだと感じると、「つづきレディスクリニック」の吉岡範人先生。

月経カップはどんな人におすすめ?との疑問には、
「まずは、皮膚が弱くてナプキンでかぶれてしまう方におすすめしたいです。夏は経血やナプキンでむれやすくなりますし、冬でも運動をしたり、暖房の利いた部屋で長時間過ごしているとむれてしまうことも。月経カップが直接膣内で経血をためてくれるので、肌トラブルになることはほとんどないと思います。
もうひとつは、出産経験がある方にもおすすめです。初めて月経カップを使う方の中には、つけるのに苦戦される方が多いようですが、出産経験がある方は膣が広がりやすい傾向にあるため、初めてでも比較的苦痛なく使用できると思いますよ」と答えてくれた。

読者のコメント

・私の生理人生では紙ナプキンとタンポンしかありませんでした。その頃もそうでしたが今でもタンポンですら普及率が低いですね。選択肢のある今、ただでさえブルーな生理期間を快適に過ごすためにこういうものにチャレンジするのもありではと思いました。(カズ大好きさん)
・月経カップ、しっかり経血をキャッチしてくれて使っていて違和感ないなら試してみるのも良いな(chisさん)
・月経カップは使っていますとはなかなか打ち明けにくいです。でも身体にも地球にも優しいのだから検討したいです。(コキアさん)

一度使うと手放せなくなる人も!カラダにも環境にも優しい布ナプキン

布ナプキンとは、その名の通り、布で作られた生理用ナプキンのこと。従来の使い捨てナプキンとは違って、洗って繰り返し使えるのが最大の特徴。布ナプキン専門店「ジュランジェ」の只野さんによると、使い続けることでココロとカラダに色々な変化が起こるのだとか。

「生理は個人差が大きいので一概には言えないのですが、『肌ざわりが優しくて気持ちがいい、温かい感じがする』、『布ナプキンを使いはじめてから、ムレやにおいが気にならなくなった』などの声を多くいただいています。私自身もまさにそうだったのですが、長く使い続けるほど、生理に対するマイナスなイメージが薄くなり、自分を労わろうという気持ちになるのではないかなと思います」

読者のコメント

・デザインがめちゃめちゃかわいいです!これなら憂鬱な生理もちょっとは気持ちが楽になると思います。量が多い日は無理かもしれませんが、少なくなったときに使ってみたいです。(ルーカさん)
・こんな可愛い布ナプキンあるんですね。5年ほど布ナプキン使ってますが、生理痛が全体的に楽になりました。量も落ち着いてきたし、何より冷えがなくなってきました。(honeypieさん)
・ぬ…布ナプキン。記事を読むまで知りませんでした。衛生面が心配だけど、ステイホームだしサステイナブルだし、これからはありなのかも。(nanaさん)

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【特集】プチ不調や身体の悩みを解消!すこやかなココロとカラダへ

不安定な状況のなかで気になる、ココロとカラダのプチ不調。病院に行くまでもない・・・と我慢してしまったり、解決策を探そうと思っても世の中には情報が溢れすぎていたり。そんな働く女性たちに寄り添う“保健室”のような存在をオズモールはめざします。
記事や動画、イベント・セミナーなどを通して楽しみながら学んで、ココロとカラダに向き合って、自分らしい美しい花を咲かせて。

自分のココロとカラダに向き合って、健やかに私らしく過ごすためのヘルスケア特集。生理痛の対処法や生理休暇の実態など、なかなか人には相談しづらい生理痛の悩み・解消法について紹介します。

ILLUSTRATION/HARUKA OSHIMA WRITING/TOMOKO OTSUBO

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※記事は2022年5月13日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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