
8割以上の人が感じる「乾燥」。温めた手のひらでの“ハンドプレス”で、うるおいを肌の奥にチャージ
オズモールで実施したアンケートによると、「季節の変わり目に感じる肌の不調では、どんな症状を感じますか?」との問いに、1位は乾燥、2位は敏感、3位はニキビや吹き出物41.2%と続き、その他ざらつき・ごわつき、化粧ノリの悪さ、毛穴の開き、黒ずみ、くすみなどがランクインした。
「肌がかさつき、ごわつく、赤みが出る、くすむ、透明感がない、などは乾燥しているときにあらわれる症状です。とにかく“ゆらぎ肌”には保湿が第一なので、乾燥が気になる人はまずはクレンジング法をチェンジしましょう。また、この時期は手をこすりあわせるなどして少し温めてから、化粧水や美容液を手のひらにとるといいですね。なじませるときは、決して肌をこすったり引っ張ったりしないよう、ゆらぎ肌が気になるときは特に気を付けましょう」と深澤さん。
また、ケアの最後には顔全体を温かい手のひらで覆って、優しく数秒押すようにする「ハンドプレス」がおすすめ。さらに浸透力が増すので、潤いを奥まで閉じ込めることができる。

早く治したいニキビや吹き出物。優しい角質ケアと、コットンパックなどで炎症をクールダウン
次に悩む人が多かった、ニキビや吹き出物が出てきたときにはどうすればいい?
「クレンジングや洗顔料を、ごくマイルドに角質ケアできるアイテムにチェンジしてみては? 酵素入りの洗顔料や、粒などでこすらないタイプのごく優しいピーリング効果のあるものなどもいいでしょう。これはざらつきを感じるときにも有効です。クレンジングの方法は、前回ご紹介した基本のやり方で行ってみてください」(深澤さん)。
また、化粧水や美容液は。油分が少なめで、水分補給がメインのタイプを選ぶようにしたい。「ニキビや吹き出物など肌に炎症が起きているときは、鎮静させるためにコットンパックをするのもおすすめです。コットンを薄く裂いて化粧水をたっぷり含ませ、顔に貼り付けましょう。ひんやりして肌が落ち着いてくるのがわかるはずです。」

化粧ノリが悪い、肌がくすむ・・・こんなときは、多めの化粧水や美容液を“小分け塗り”で浸透させよう
また、トラブルというほどではないけれど、化粧ノリが悪かったり、肌がくすんでしまったりしたときには?
「ニキビの悩みと同様に、マイルドな角質ケアができる酵素入り洗顔料を試してみて。こちらも、すすぐときには決して熱い湯ではなく33度くらいのぬるま湯で、を徹底しましょう。化粧水や美容液は、パッケージの裏などに書いてある規定量より、1.5倍くらいたっぷりの量をなじませるのがおすすめ。ただし、なじませるときは、一度に大量に肌にのせるのではなく、2、3回くらいにわけて“小分け塗り”し、重ねていくのがポイントです」と深澤さん。
角質層は一度に受け止められる量に限度があるため、数回に分けて塗り重ねることで、じっくり浸透させられるのだそう。「どんなトラブルでも、ゆらぎ肌になりやすい時期には、決して肌をこすったり刺激しないように気を付けましょう。タオルで拭くときも、ゴシゴシこすったりせず優しく押し当てるようするなど、肌を傷つけないように少しでも心がけることで、トラブルを悪化させないサポートになってくれますよ」(深澤さん)。
教えてくれた人
深澤亜希さん
美容家、ビューティスキンスぺシャリスト、日本コスメティック協会認定 スキンケアマイスター・コスメマイスター。白く輝く美白肌の持ち主で、その美しさは美容業界や有名クリニックの院長も絶賛するほど。書籍の執筆、女性誌やTV、トークイベントの出演、化粧品の開発アドバイザーなど幅広く活躍。著書に『白ツヤたまご肌のつくりかた シミのできない魔法の美白ルール40』(三空出版)など多数。
【特集】OZmallわたしの保健室2024Spring開催中!

春は昼夜の寒暖差や新生活の疲れでプチ不調を感じがち。でも我慢したり後回しにしたり。そんな女性が気軽に通える"保健室"のような存在をOZmallはめざします。春の4大悩み「不眠・肌ゆらぎ・お口の不調・フェムケア」をピックアップ。お出かけして美容漬けになれる専門家アドバイスや美容体験スポット、お助けグッズを記事で伝授。3月23日~24日には東京・大手町でリアルイベントも開催するので春こそカラダと向き合おう。
こちらもおすすめ。ヘルスケアNEWS&TOPICS
WRITING/HIROKO KUROKI