首のしわを改善したい。美容皮膚科医に聞いた年齢とともに気になる首のしわの治療法&セルフケア

首のしわを改善したい。美容皮膚科医に聞いた年齢とともに気になる首のしわの治療法&セルフケア

ふと鏡を見ると、首に深いしわができていて驚いたという人も多いのでは? 首のしわは、何気なくやってしまいがちな生活習慣にも原因が。今回は、乾燥肌のメカニズムや正しいケア方法について、美容皮膚科「やさしい美容皮膚科・皮膚科秋葉原院」の宇井千穂先生に教えてもらった。

更新日:2020/09/18

首のしわとは?

首のしわってどんな状態?

体重の10%を占めるともいわれる頭を支えている首は、日常的に負担がかかりやすい場所。首のしわができる原因には、首の前面に広がる広頚筋(こうけいきん)が大きく関係しているそう。
「広頚筋は、うなずいたり、首の向きを前後左右に動かしたりするときなどに使われている筋肉。顎の下から首の下までの広い範囲に渡っていて、日常生活の中でもよく使う筋肉です」(宇井先生)

スマホやパソコン作業、家事など、日常的な生活習慣のくせなどが原因でできてしまうのが横じわ。首のしわというと年齢を重ねるにつれてできやすくなるイメージがあるけれど、横じわは若くてもできる可能性が高い。一方、年齢とともに深くなるのが縦じわ。コラーゲンの減少やターンオーバーの乱れなども大きな原因になるという。

首のしわができる原因

首のしわができる原因はさまざま。皮膚の表面、浅い層に細くたくさん入る「ちりめんじわ(表皮のしわ)」は、乾燥や紫外線などで一時的にできるものも多く、保湿ケアを行うことで改善することも。
一方、 深く刻まれる「小じわ(真皮のしわ)」は、肌を支え、ハリや弾力を維持するコラーゲンの減少によって皮膚が薄くなり、たるみが目立つ状態。
「しわができやすいのは、特に動かしやすい場所。表情筋の繰り返しの運動によってしわが形成されていきます」(宇井先生)

首のしわの対策・ケア・治療法

照射を受ける

おすすめは高周波、超音波、美容レーザーなど。しわの種類や深さなど、医師は1人ひとりのしわの状態に合わせて最適なケア方法をチョイスしてくれるから、まずは相談してみよう。
特に「ジェネシスレーザー」は、熱作用によって真皮上層部のコラーゲンを活性化し、肌にハリをもたらすほか、肌の再生を促す効果が期待できる。ジェネシスレーザーの後に、さらにイオン導入で肌の深層部まで潤いと栄養分をチャージするとさらに効果的。

注射を受ける

首のしわ対策に効果が高いのは、ボトックス注入、ヒアルロン酸注射、水光注射など。
ボツリヌス菌から抽出したたんぱく質「ボトックス」は首のほかにもほうれい線など、表情のくせによってできるしわの治療に用いられる薬剤。また、極細い針で真皮の浅い層にヒアルロン酸を注入する「水光注射」は、肌の再生やコラーゲン増生を促す効果があるのでおすすめ。

首のしわの予防

日常生活の習慣を変える

スマホやパソコン作業をする際に同じ姿勢をとり続けるなど、無意識のうちに広頚筋に力が入って、深いしわが形成されてしまうことも。日常的に姿勢に気を配ったり、目立つしわを見つけたら、力をゆるめてリラックスしたりすることも予防対策に。

紫外線ケア・UV対策を徹底する

肌の老化を進行させ、シミやしわ、たるみの原因にもなる紫外線は、すべての肌トラブルの大敵。夏だけでなく1年を通して日焼け止めや帽子、日傘を活用してUVケアを怠らないように心がけよう。

刺激を与えない

お風呂上りや身体を洗う際にタオルでゴシゴシと強くこすったり、無意識のうちに引っ掻いたりなどの刺激もしわが原因のひとつ。特に首は顔よりも皮膚が薄いため、優しく触れるように扱うことを意識して。

首のしわにまつわるQ&A

年齢が若くても首のしわはできますか?

首のしわは表情のくせや、日常生活が原因でできる場合もあるため、年齢だけが原因とは言い切れません。生活習慣の見直しや、顔だけでなく首のスキンケアも忘れずに行いましょう。

お話をお伺いしたのは、医師・宇井千穂さん

準ミス日本受賞・客室乗務員を経て美容皮膚科医に。2019年に「やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院」を開院。アトピー性皮膚炎や肌の弱い人も安心して受診できるオーダーメイドの治療を提案する。

WRITING/MINORI KASAI

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