快適な睡眠の時間はどんな寝室で得られる?

どうしても、ただ寝るだけのスペースになってしまいがちな寝室。せっかくひと部屋あるのだから、有効に使いたいものです。寝る前の時間に着目しながら、。日本一インテリア好きが集まる「アクタス」のスタッフのお家をモデルに寝室を考えてみましょう

更新日:2019/02/12

寝る前の過ごし方が重要。リラックスできる空間に

ベッドの位置は部屋の中央に

眠っている相手を起こさず、逆側からベッドに入れるように、両サイドはあけておくのがベター。

マットレスも、ダブルではなくシングルをふたつ合わせて使うカップルも増えています。というのも、男女によって好みのマットレスが違うから。男性は硬めを、女性は柔らかめを好む傾向にあります。マットレス同士の隙間を埋めるパッドも売っているので、隙間に落ちてしまう心配もなし。横になったときの揺れで、相手を起こしてしまう心配もありません。

ブルーの色味で気持ちが落ち着く

枕やベッドの構造といった人間工学と同じくらい、眠りの質を左右するのが寝具のカラーや肌触り。ベッド周りの色彩は、やっぱり目に優しい自然の色がベスト。特に、ゆったりと心を落ち着かせてくれる効果で知られるブルーは根強い人気。

素材はコットンやリネンがオススメ。リネンは夏のイメージがありますが、実は繊維自体がストローのようになっており、内側に空気を抱え込むため、冬でも暖かいのです。

就寝前の時間も豊かに過ごす

人生の3分の1を眠って過ごす私たち。共働きのふたりにとって、寝室は同じ時間を過ごせる場所。実はこだわりがいのある部屋です。

よい寝具を揃えるのはもちろん、サイドテーブルを置いてふたりでおしゃべりをしながら温かいハーブティーを飲んだり、照明を両サイドに用意して、相手の眠りを邪魔せずにじっくり本を読める環境を作ったりして癒しの追求を。心置きなくくつろいで、翌日のパワーをチャージして。

癒しの空間でくつろぎながら体のスイッチをゆっくりOFF

翌日に疲れを残さず、ふたりでぐっすりと眠りたい。そんな寝室は、どうやって作ればいいでしょう?
「人間の体は夜になると副交感神経が優位になります。肌触りのいい寝具、落ち着いた色彩も熟睡への近道。眠る前の部屋は暗めが基本。照明は部屋のコーナーなどに設置して、光源を壁に向けてバウンスさせれば、ほんのりと優しい光になります。また、帰宅時間が違うカップルは、相手を起こさない配慮も必要。部屋の中のベッドの位置を工夫してみましょう」と言うのは、日本一インテリア好きのスタッフが集まることで知られるインテリアショップ「ACTUS」の広報・兼松可奈さん。

寝室というと寝るだけの部屋と思いがちですが、海外の寝室の使い方は日本と少し異なるんだとか。
「海外では、寝室でくつろぐことをとても大切にしています。たくさんのクッションを置いて、ベッドをソファのように使い、のびのびとおしゃべりに花を咲かせるのも寝室の役割のひとつなんです。特に共働きのライフスタイルでは、平日にゆっくりとふたりの時間が取れるのは、夜の寝る前だけになりがち。ふたりが落ち着いてコミュニケーションができる部屋でもある寝室。眠るだけではなく、癒し重視の第二のリビングとして、空間作りをこだわってみてはいかがでしょう?」(兼松さん)

本に教えてもらうなら
『白河夜船』

著者
よしもとばなな
発行
新潮文庫
おすすめポイント
女流作家が女性を主人公に、そして「眠り」をテーマにつづった小説。心的ストレスに眠気を誘発される女性の物語は、寝室のお供にベストマッチ!
あらすじ
いつから私はひとりでいるとき、こんなに眠るようになったのだろう──。親友の死に直面したのを機に、どんどん長く、深くなっていく眠りに対して、息苦しさを感じるようになった主人公。その心情を描いた表題作ほか、全3作を収録した短編集

【特集】本が教えてくれる、はじめてのふたり暮らし

はじめてのことをするとき、本は道しるべになってくれます。具体的な対応策や、思いも付かないようなアイデア、気付きや考え方のヒントを与えてくれたり。それは「ふたり暮らし」もきっと同じ。みなさんの暮らしのお悩みや疑問を、本を軸に解決策をご提案する特集です。

TEXT/AYAHA YAGUCHI

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