結婚式・マナー・披露宴マナー

基本的には、スピーチを頼まれたら快く引き受けるのがマナー。周りの招待客が「こんなに素敵な人と結婚するのね」と感じるよう、花嫁を宣伝するつもりでスピーチを行うとうまくいく。
スピーチの内容は、友人、同僚など、相手と自分がどんな関係にあるかでおのずと変わってくる。相手の人柄を表すようなエピソードを１〜２個盛り込み、自分なりの言葉でまとめて。親しい間柄のあなただからこそ知っている新婦の一面が、垣間見えるような逸話を添えると、披露宴はいっそう盛り上がる。

披露宴の場合、料理が次から次へと出てくるので、スピーチの間に手を止めてしまうと、給仕さんたちが困ってしまうことになりかねない。そのため、スピーチ中に食事をしても、マナー違反にはならないのでご安心を。ただし、最初と最後のあいさつのときは別。カトラリーを置いて拍手をすること。

テーブルに灰皿が置いてある結婚式場の場合、食事が終わり、デザートの段階になったら、タバコを吸ってもＯＫ。その場合でも、必ず周りの人に「タバコを吸ってもいいですか」とひとこと断りを入れること。もしテーブルに灰皿が用意されていない場合は、披露宴が終わるまで我慢しよう。途中退座して外で吸うのはもってのほかなので注意して。

食事の最中などに、ご両親から直接あいさつを受けることも多いもの。その場合は、花嫁を褒めることがご両親にとっては最大の讃辞。「○○さん、今日のドレスがとてもお似合いで一段とキレイですね」といった言葉が喜ばれる。お祝いの気持ちやご招待いただいたお礼を最初に伝えるのも忘れずに。