子育て中にもらえるお金や制度って?産休・育休・時短について、わかりやすくFPが解説

妊娠や出産で仕事を休んでいる間や子育てで時短勤務をしている間は、どんな制度が利用できて、どんなお金がもらえるの? 産休・育休・時短の際に、もらえるお金や使える制度について、ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんに聞いてみました。

更新日:2020/05/03

産休中にもらえるお金と使える制度

産休中にもらえるお金と使える制度とは

出産予定日の前後に取れるのが産前産後休暇、いわゆる産休。実際産休は何日取れるの?
「具体的には、出産予定日の6週間前から(双子以上の場合は14週間前から)が産前休業、出産の翌日から8週間が産後休業になります。予定日よりも遅く生まれた場合にはその分日数は伸びることになります」と氏家さん。

その間どれくらいお金がもらえるの?
「産休中には、健康保険から出産手当金がもらえます。もらえる金額は『標準報酬日額×2/3×日数分』になります。
このほか、出産費用の補助として、同じく健康保険から、出産育児一時金が子ども1人につき42万円支給されます。直接支払制度を使うと、出産育児一時金が直接病院へ振り込まれるため、病院へは不足額だけを納めればよくなります」(氏家さん)

育休中にもらえるお金と使える制度

育休中にもらえるお金と使える制度とは

では、産休が終わった後はどうなるの?
「産休が終わるとそのまま育児休業、いわゆる育休に入ります。育休は産休が終わった翌日から子どもが満1歳になるまでですが、保育園に入れないなどの理由があれば、最長で子どもが2歳になるまで取得できます」(氏家さん)

育休中のお金はどうなるの?
「雇用保険から育児休業給付金が支給されます。金額は、育休スタートから半年間は、賃金日額×67%で、その後は標準報酬月額×50%となり、2カ月分ずつまとめて口座に振り込まれます。
通常の給料に比べて、かなり減ってしまうと心配される人が多いのですが、育休中は、健康保険料や厚生年金保険料の支払いが免除され、所得税も引かれません。乳児がいる暮らしでお出かけも減りがちなことから、『心配していたほど生活費は困らない』という感想を持つ方が多いようです」と氏家さん。

また、産休は子どもを産む女性しか取れないが、育休は男性でも取得でき、育休期間中は男女とも育児休業給付金をもらえる。平成30年度の男性育休取得率は6.16%だが、6年連続で上昇しているそう。

3歳までは保育料がかかるのでしばらくの辛抱

3歳までは保育料がかかるのでしばらくの辛抱を

育休が終わって職場復帰をすると、多くの場合で保育料がかかることに。3歳児からは2019年10月にスタートした幼児教育・保育の無償化によって、保育料が無料になるものの、3歳までは保育料がかかるので、しばらくの辛抱が必要。

「時短勤務を選択する場合は、勤務時間に応じて給与が減ります。通常8時間勤務のところ、6時間勤務になれば、給与が75%になるイメージです。収入が減り、保育料がかかるのでつらい時期ですが、この間を頑張って乗り切ると、3歳以降貯蓄がしやすくなります」(氏家さん)

教えてくれた人

氏家祥美(うじいえよしみ)さん

ハートマネー代表。
ファイナンシャルプランナー・キャリアコンサルタント。家計の見直し相談や講演活動を通じて、お金の基礎知識を伝えている。お金だけじゃない『幸福度の高い家計づくり』を総合的にサポートしている。zoomなどを使ったオンラインでの家計相談も受付中。

【マネー特集】働く女性のお金のハナシ

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先行き不透明な時代、多様化するライフスタイル。お金に関して、漠然とした不安は感じるけれど、分からないことだらけ。みんなどうしてるの? 気になるけれど、聞きづらい。情報も多すぎて、どれが私に合っている話なのか、見分けもつかない。そこでOZmallが女性たちに、これから先も“私らしく”過ごしていくために必要なお金の新常識を提案します。

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