例年以上に貴重なボーナス、どう活用すればいい?3つのボーナスの使い方をわかりやすくFPが解説

2020年のボーナスの使い道はもう決まりましたか? 例年よりも減少傾向にある貴重なボーナスは、将来に生かす活用を心がけたいもの。「貯める」「株式投資で株主になる」「ふるさと納税で応援する」の3つの使い方を、ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんに教えてもらいました。

更新日:2020/06/07

貯蓄率を高めて冬に備える

貯蓄率を高めて冬に備える

まず氏家さんがおすすめするボーナスの使い道は“守りを固める”こと。
「最初に少しシビアな話もしておきましょう。約1カ月半におよぶ緊急事態宣言が終了し、少しずつ日常を取り戻しつつある私たちですが、経済への本格的なダメージがやってくるのはむしろこれから。ボーナスが通常通りに出た人も、冬のボーナスがどの程度出るのかはまだわかりません」と氏家さん。

「月々の生活費の穴埋めをボーナスに頼りがちという人は、今後は月収の範囲内で生活できるよう家計を引き締めましょう。住宅ローンや保険料をボーナス払いにしている人は、今後ボーナスが減るときつくなるかもしれません。これから収入が減るかもしれないという前提で、家計防衛力を高めておくことが今は重要です」(氏家さん)

守りをしっかり固めた上で、これから紹介する株式投資やふるさと納税にも挑戦してみて。

株式投資で株主になる

株式投資で株主になる

守りを固めた上で、氏家さんがおすすめするのが株式投資へのチャレンジ。
「今年3月には世界的に株価が大幅下落しましたが、その後、日経平均株価は順調に上昇してきています。つみたてNISA確定拠出年金など、毎月の『つみたて投資』が安定した資産形成をめざすのに対して、ボーナスからの株式投資は、応援したい企業、これから伸びると思う企業にお金を投じる集中投資です。
大変なときに私たちの暮らしを支えてくれた企業はどこなのか、これからの私たちの生活に大きく役立ちそうな企業はどこなのか、情報を集めて考えて、実際にお金を投じ、企業の株主となってみましょう。その投資判断の結果が、将来的に利益や損失となって返ってきます。あなたの見る目が問われます」と氏家さん。

では、どれくらいのお金があれば株式投資ができるの?
「株式投資は数万円からでもできますが、20万円程度の予算があると、名前を知っている企業や魅力的な株主優待がある企業の株なども買いやすくなり、銘柄選びの選択肢が広がります。
リスクをとって考えた経験はあなたの大きな糧となります。利益というリターンはもちろん、経済ニュースに興味を持ったり、決算書を読みこなすきっかけになったりしたら、それはあなたの大きな資産になるでしょう。今年のボーナスで挑戦してみてはいかがでしょうか」(氏家さん)

ふるさと納税で自治体を応援してみる

ふるさと納税で自治体を応援してみる

3つ目の使い方として、氏家さんがすすめるのが「ふるさと納税」で故郷や応援したい自治体に寄付をしてみること。
「ふるさと納税なら自己負担実質2000円で、気になる地域を応援できますし、お礼の品も楽しむことができます。
ステイホーム期間中は、自宅で食事をする機会が増えて、お米やお肉、海産物などの食材がお礼の品として人気を集めていたようですが、夏から秋にかけては季節の果物がおいしい季節に入ります。『お礼の品』は季節によって変わるので、お取り寄せ感覚で探してみると楽しいでしょう」と氏家さん。

「また、全国的に大きなダメージを受けている観光業をふるさと納税で応援することもできます。お礼の品としてもらえる温泉旅館やゲストハウスなどの宿泊券は、1年間有効や有効期限無しで利用できるものなども。旅の楽しみをふるさと納税で手に入れてみてはいかがでしょうか」(氏家さん)

教えてくれた人

氏家祥美(うじいえよしみ)さん

ハートマネー代表。
ファイナンシャルプランナー・キャリアコンサルタント。家計の見直し相談や講演活動を通じて、お金の基礎知識を伝えている。お金だけじゃない『幸福度の高い家計づくり』を総合的にサポートしている。zoomなどを使ったオンラインでの家計相談も受付中。

【マネー特集】働く女性のお金のハナシ

【マネー特集】働く女性のお金のハナシ

先行き不透明な時代、多様化するライフスタイル。お金に関して、漠然とした不安は感じるけれど、分からないことだらけ。みんなどうしてるの? 気になるけれど、聞きづらい。情報も多すぎて、どれが私に合っている話なのか、見分けもつかない。そこでOZmallが女性たちに、これから先も“私らしく”過ごしていくために必要なお金の新常識を提案します。

  • LINEで送る