編集部の「いい1日」リポート VOL.015

編集部の「いい1日」リポート

この連載では、編集部員が見つけた「いい1日」のヒントをご紹介していきます。特集のためのリサーチから、個人的な趣味の散歩、その他もろもろ、よりみちで出会ったことや感じたことをつづります。文具&雑貨店好き編集部員クマダは今回、文具店のイベントへ訪れました。

更新日:2017/09/29

心が躍る「夏の紙祭り@ハチマクラ」へ

編集部の「いい1日」リポート
↑店の前にもマッチ箱などが並んでいて、入口から楽しい

こんにちは。オズマガジン編集部のクマダです。私の担当回では、わざわざ訪れたい文具&雑貨店をご紹介します。

3回目は、前回に引き続き中央線沿いの高円寺。高円寺には古着屋やギャラリー、老舗カフェなどよりみちしたい店があふれていますが、お目当ては、紙モノ・古紙・古道具・文具・雑貨をあつかうお店「ハチマクラ」。9月24日まで開催されていた「夏の紙祭り」へ行ってきました。

古い時代の紙モノがずらり

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↑店に入ると隅から隅まで紙、紙、紙・・・。買わずとも目の保養になる店内

今年で5回目となる「ハチマクラ」の紙祭り。店内には日本の戦前の紙モノ(切手から薬袋まで)や海外のマニアックな紙アイテム(切符や通貨ほか)など、隅々まで紙があふれていました。見ても見ても見切れない・・・! そんな興奮を抑えながら、端から順にアイテムをチェック。ほかにも、紙が大好きなのだろうというお客さんが各々に商品を見て楽しんでいました。

どこを見ても素敵な紙モノしかない店内で、一人ひとりがそれぞれ至福の時間を過ごす。場所を譲り合いながら、静かに、でも確実に手に持つアイテムが増えて行く・・・(笑)。いつもの店内も大好きですが、こうして同じような同士(?)がいる空間のなんて居心地のよいこと。

同じものを好きな人が集まる空気感が心地いい

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↑マッチ箱もこんなにかわいいものが。昔の色合いがたまりません

紙や布、雑貨のイベントなどは多々ありますが、そういう催事に集まる人たちの丁寧な譲り合いや、同じ空気を吸う感覚ってその場でしか味わえないものですよね。そんな空気感が私は大好きで、「隣の人はどれを選ぶのかな?」とついつい観察してしまいます。そして心の中で「わかる!絶対友達になれる!」と、勝手に同意(笑)。


“きっとこの人はあの純喫茶も好きに違いない”などと妄想を膨らませながら、目の前の文具&雑貨とイベントの空気感、両方を楽しめる。だからイベントへ今日も足を運ぶのです。(もちろん、お店も大好きなことは大前提)

「ハチマクラ」は本日29日から、関西の「夜長堂 天満橋」でも紙のイベント巡回展を行うそう(~10月17日)。きっと素敵な空間なんだろうな。

そして今日も文具と雑貨が増えていく

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↑封緘紙もたくさんありすぎて、絞るのが大変でした

「ハチマクラ」の紙祭りで手に入れたものたちの一部です。今日も今日とて「ようこそ我がコレクションへ」とニヤニヤ。ドイツ帝国時代のインフレ時に発行された緊急通貨、“ノートゲルト”など、完全な私的コレクションもいくつか発見(両面かわいいのでノートに貼るのももったいなくて、眺めているだけ)。時間ができたら、家の壁一面にお気に入りの紙たちを貼りたいと思っています。最近の夢は、自分が集めた文具&雑貨だけを置いた部屋を作ること(笑)。そんな部屋があったら、家に帰るのがきっと楽しみになる気がします。

みなさんは、なにかコレクションはありますか? 人が好きな物について語っている顔って素敵ですよね。

それでは、よい週末を。

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※記事は2017年9月29日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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