素敵なカフェや雑貨店がたくさん! 日帰り益子旅のすすめ

更新日:2018/06/01

このページでは、毎号のオズマガジン制作の編集後記のような、こぼれ話のような、誌面に載せきれなかったサイドストーリーを編集部員が少しずつご紹介しています。今回はクマダが栃木県・益子についてお届けします。

こんにちは、オズマガジン編集部のクマダです。
とうとう6月が始まりますね。雨も気になる季節ですが、そんな時期こそ晴れた日にはおでかけ気分が高まるもの。

現在発売中のオズマガジン「日帰りの旅」特集では、日帰りで思い切りリラックスできて、たっぷり遊べる魅力的な旅先を、全部で10エリア紹介しています。
晴れた日のお出かけ先の参考に、ぜひご活用ください。

今日は、私が担当した栃木県・益子についてお話します。

益子へ行くのに乗る真岡鉄道と益子の町。スイカのような配色とレトロ感がかわいい鉄道、里山の空気に癒されます

益子と言えば、益子陶器市

益子と言えば、毎年春と秋にある「益子陶器市」をご存知の方も多いのではないでしょうか。
約50の販売店と約500のテントが並ぶ益子陶器市は、益子の町をあげての一大イベントです。

益子には窯元が多くあり、陶器を販売しているお店はもちろん、カフェ、雑貨店、古道具店などがずらり。歩いて巡れるので、器や雑貨などが好きな方へぜひおすすめしたいおでかけ先です。

私も、4月に2度益子へ訪れました(取材とプライベートで訪れた陶器市)。
陶器市へは電車で行ったので、乗り換えが少々多く不便でしたが、広い空や大きな山、きれいな空気に思い切り癒され、3時間かけて来てよかったと心底思いました。

秋葉原から出ている高速バス「関東やきものライナー」に乗れば、直行で益子へ行けます。陶器市期間中はもちろんですが、陶器市期間外に人が少ない町をのんびり散策するのも、とってもおすすめです。

「マスコ陶器市」を開催している「ハナメガネ商会」と、焼きあがったばかりのマスコ焼

マスコ陶器市とハナメガネ商会

今回の特集では、春の益子陶器市期間に合わせて開催された、イラストレーターますこえりさんの展示会「マスコ陶器市」に注目、取材しました。

「マスコ陶器市」は、3組の益子焼作家さんの器にますこさんが絵付けをした、コラボレーション益子焼「マスコ焼」を販売している展示会。

誌面では、そんな「マスコ陶器市」開催直前の4月中旬に、ますこさんと益子へ訪れた記録を掲載しています。

ますこさんと益子のいろんな店を巡りましたが、私自身いちばんテンションがあがったのが、「マスコ陶器市」を開催している古本&雑貨の店「ハナメガネ商会」。

古本や雑貨、こけしグッズ、益子在住作家のアクセサリー・・・、並んでいる商品にときめき、縁側のある古民家に靴を脱いでおじゃまする感覚が懐かしい、ぜひ訪れて欲しい1軒です。

私も取材の2週間後、陶器市期間中にも再訪してしまいました。

現在ハナメガネ商会WEBショップでは、「マスコ焼」のWEB展示会を行っているので、のぞいてみてください。


ますこえりさん公式サイト

絵本にでてきそうな山の麓のパン屋「えみぱん」。コッペパンは売り切れることも多いので、早めに訪れて

“焼きものの町”だけに、パン屋がたくさん

窯元の多い「焼きものの町」だけあり(?)、益子にはパン屋さんがいっぱい。なかでも、コッペパンが人気の「えみぱん」はほっぺが落ちるおいしさです。

季節のジャムやあんこ、ピーナッツバターなど、6種類のトッピングから好きなものをコッペパンに挟んでくれるのですが、取材中にちょうど店内にいたお客さんに「ピーナッツバターとあんこが案外おいしいよ」とすすめられ、言われるがまま注文。

ジャム×マーガリンなど王道もおいしいですが、この「ピーナッツバターとあんこ」、大変に美味です。どちらも主役級なのにおいしさが相乗される感じ・・・。訪れたらぜひ試してみてください。

益子駅から見て、「えみぱん」より少し足を延ばした場所にある「日々舎」というパン屋もおすすめなので、合わせてチェックしてみてください。

お昼ごはんに食べた「つづり」のランチと、「Cafe Novel」の豚ヒレ肉の低温ロースト

カフェごはんも絶品ばかりです

取材中、ますこさん含むスタッフで昼食を食べることに。訪れたのは、動物性食品を使わない玄米菜食が美味しい「食堂」と、器や布小物などが並ぶ「商店」が一緒になった店「つづり」。

もちもちの玄米ごはんと、お肉を使っていないのにボリューミーなギョウザ。じんわりとやさしい味わいが体に染みて、一同「おいしい!」と声を揃えてひとこと。

そのあとに取材した、昨年オープンしたばかりの「Cafe Novel」も、豚ヒレ肉の低温ローストが絶品でした。(口の中でとろけるとはこのこと!)

益子の飲食店では、料理が益子焼で提供されることも多いので、美しい器ごと味わいを楽しめます。盛られる料理がおいしいと、その器を作る作家さんも嬉しいだろうなと思いました。

余談ですが、作家さんは器に乗せるメニューのことも考えるので、料理上手な方が多いのだそう。器と料理、切ってもきれない縁が、益子の飲食店のレベルの高さに表れているのかもしれません。


ほかにも、都内よりもお手頃価格でいいものが手に入る古道具店があったり、窯元併設の美術館が楽しかったり。益子の魅力はまだまだ語りきれません。

ぜひ、1日休みがある日には益子へ訪れてみてください。陶器市期間中でなくても、里山のすがすがしい空気と、かわいい雑貨店、絶品ごはんがたくさん待っています。

それでは、今日はこのへんで。
みなさん、よい週末を。

OZmagazine6月号「日帰りの旅」特集

たまにはのんびりひと休み。そんな気分のときは、気軽な日帰り旅に出かけましょう。都会を少し離れて、豊かな自然やレトロな街並み、ゆったり温泉などで心ゆくまでリフレッシュ。十分休んだらおいしいものを食べ、おみやげを買って。そんな、いつもの服と鞄で出かけられる、のんびり&たっぷりの1日を提案します。気軽に行く日帰りの旅で、今月もどうぞいい1日をお過ごしください。

発売
2018年5月11日(金)
定価
593円+税
販売場所
全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売
ホームページ
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※記事は2018年6月1日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります