20代・30代になると痩せない? プロが教える“おデブスパイラル”からの改善法とは
2014年9月17日(水)22:00コメント 087

「10代はすぐに体重を落とせたのに、最近はなにをしても痩せない」「食べ過ぎているつもりはないのに毎年体重が増える」など、20~30代女子のダイエットに関する悩みは尽きないもの。パーソナルトレーナーの佐藤基之さんによると、これは加齢だけが原因ではないのだとか。
「年を重ねると、太りやすくなったり痩せにくくなったりするのは、活動量の低下が原因。10代の頃を思い出してみてください。移動手段が自転車だったり、部活動や体育の授業があったりと、今より断然活動量が多かったはず。また、日常的に特別な運動をしていない人は、20歳を境に年に1%ずつ筋肉量が低下すると言われており、その結果、基礎代謝が落ちてしまいます。基礎代謝が落ちればカロリーを消費しにくくなるため、どんどん痩せにくい体になってしまうんです」(佐藤基之さん)
さらに、筋肉量が減るともっと大変な“おデブスパイラル”に陥ってしまうのだそう。
「筋肉量が減ってしまうと、疲れやすくなり自然と体の動きが小さくなっていくので、無意識のうちに活動量が少なくなってしまうことに。するとさらに筋肉量が減って基礎代謝が落ちるという、“おデブスパイラル”にハマってしまうんです。その“おデブスパイラル”から脱出するためには、筋肉量をアップさせるしかありません」(同)
筋肉量を上げるとなると、ジムなどに行って激しいトレーニングをしなくてはいけないイメージだけど?
「普段運動をしていない人がいきなり激しいトレーニングを始めても、ケガをしてしまうことが多いので、あまりおすすめはできません。まずはスクワットから始めましょう。スクワットは、太ももとお尻などの大きな筋肉を鍛えられるので、筋肉量アップにはいちばん効果的。スクワットといってもスポーツ選手が行うようなものではなく、女性向きの簡単なものを紹介します。まずは50cmぐらいの高さの椅子を用意して、立ったり座ったりを20回繰り返し、この動きを3セット続けます。これだけでも十分です」(同)
佐藤さんによると、スクワットによって大きな筋肉を動かすことで、アンチエイジングに有効な成長ホルモンが分泌されやすくなるので、加齢のスピードをゆるやかにすることもできるのだとか。エイジレス&痩せやすい体が手に入るのなら、今すぐ始めるしかない!